*Magazine (April 20th 2009)
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彡彡人ミミ 彡彡彡彡彡
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子育て最前線の育児論byはやし浩司 4月 20日号
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★★★★★★★★★★HTML版★★★★★★★★★★★
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メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに
選ばれました!
【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
【ある相談より】
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京都市に住んでいる、KHさん(母親)から、
こんなメールが届いています。
掲載の許可がもらえましたので、掲載します。
学校の先生とのトラブルに悩んでいる人たちの
ために、参考になれば、うれしいです。
++++++++++++++++++++
【KHさんより、はやし浩司へ】
先日、いつものように、STさんが、私の家に長女(小5)を迎えに来ました。
STさんとは、転勤で近くに越してきてから、もう3年のつきあいになります。
見ると、私の家の玄関先で熱があると言って、ふらふらしていました。
長女が、「大丈夫? 帰ったほうがいいんじゃないの? それに、もしインフルエンザだっ
たら、みんなに移すから、帰ったほうがいいよ」と言っていましたが、そのままSTさん
は、登校していきました。
すると、そういうやり取りをしながら、お互いヒートアップし、学校に着くころには、長
女も、「みんなに移ったら、責任取れるの?」と強い口調になり、その友達は「うるっせー!
うちが、インフルエンザでも、みんなに移したって、かまわんやんか!!」と言い放ち、
長女とけんかになってしまいました。
周りにいた子は、「帰れよ、みんなに移ったらどうするんだよ」「帰ったほうがいいよ、今
日は新入生を迎えるための準備集会があるから、余計みんなに広がるから」と、それぞれ
に、言いだして大騒ぎになってしまいました。
そこへ、やってきた担任の先生(40歳、女性)が、「なに、やってるんですか? みんな
でSTさんをいじめて」と、長女だけ残され、説教されて、集会にも遅れて参加となりま
した。
集会の間も、長女は担任にずっと、にらまれて、楽しいだしものも、全く楽しめなかった
そうです。
その日の放課後、長女たちは、友達数人と、公園に遊びに行きましたが、その時点で私は
そんなことがあったなどと全く知りませんでした。
翌日、学校の帰りがすごく遅かったので、聞いてみると「先生に、ずっと叱られていた。
今日電話がある」と言うのです。
聞くと、昨日、STさんに、長女がみんなでいじめをしたから、先生がクラス皆の前で立
たせて、叱られたと言います。
しかも、今までのつきあいの中で、今まで、うちの長女にされて嫌だったこと、傷つけら
れたことを、紙に書き出させて、レポート1枚ほどを、みんなの前で読み上げさせられた
といいます。
長女とSTさんは、お互い勝ち気で激しい喧嘩もよくしますが、毎日のように約束もして
遊んだり、うちにもよくあそびにきていました。
STさんの家族もよく知っています。
さっぱりと仲直りをするところが、とてもいい関係だと、私も長女も、思っていました。
STさんのお母さんも、いつもそうおっしゃっていました。
ですから、その時は、腹が立ったり、傷つくことがあったとしても、そのつど切り捨てて、
割り切ってつき合ってきたつもりです。
でも、長女が覚えていない過去のけんかを、長々と書いてあり、しかも「こう言われたの
で傷ついた」「こういわれて、いやだった」と、結果だけを書いてあるので、長女も全く、
理不尽で、自分の意見を述べようとしても、「言いわけがましい!」と、全く聞き入れても
らえなかったとのことです。
言い争いは、星の数ほどしていますから、長女も言い分があったのだと思います。
でも、一言も聞き入れられず、帰ってきたようです。
先生は、その手紙を読み「あなたは、そんなことをして楽しいんですか?」「皆の圧力を使
って、そこまでして、STさんを家に帰らせたかったんですか? 新入生を祝う会に出さ
せたくなかったんですか?」と、言ったそうです。
STさんは、声をあげて泣きわめき、長女にいじめられていたと、答えたそうです。
それを見て、長女はものすごく・・ショックを受けてきたようです。
完全に、一方的な展開で、長女が加害者で、STさんは被害者みたいな図式になり、周り
のクラスメイトも親しい子は、理解して支えてくれましたが、よく事情を知らない子は、
長女を白い目で見たり、無視をするようになりました。
これを聞き、すぐSTさんの家に電話し、言葉で傷つけていたことは、こちらにも非があ
ると思い、お詫びをしました。
すると、「みんな今学期も最後だし、別にね、移したっていいと思って、最後の集会だった
から本人も行きたがったので、行かせたのよ」とのこと。
結局、過去のけんかのことまで全部書かせていたのは、このお母さんだったということが
わかりました。
しかも、仲良く公園で遊んだ日の夜に、です。
STさんは、どんな気持ちで長女の悪口をあれだけ書いたのかと思いました。
そのあと、先生に電話して事情を聞くと、みんなでよってたかって、STさんに帰れとい
って、いじめていたということでした。
今回のことと、過去のけんかと何が関係ありますか?、と聞いたら、担任は黙っていまし
た。
その後、いつもは、精神的に強い長女もあまりにショックが大きく、何を聞いても、激し
く怒鳴られた時のことはあまり覚えておらず、ただみんなの前で「私は人間として最低な
ことをしてしまいました。ごめんなさい」と、詫びさせられたそうです。
「私がぜんぶ、悪者でいいんだよ、もう・・おかあさんと・・」と、うちで、泣きじゃく
りました。
翌日、主人と校長先生と担任に話を聞きに行きました
どうしてこういうことになっているのか、本当にことが知りたかったからです。
あくまで、感情を抜いて冷静に・・・気持ちを保って行きました。
すると、校長先生は、担任の言葉に絶句されました。
「あなた、そんなことを言ったのですか?」と・・。
主人が、「長女が言ったことが間違いならば、熱があるとわかって学校に来ていた子供への
対応の仕方を教えて下さい。熱がある人に、帰ったほうがいいよということが、間違いだ
ったと長女はとらえています。
私は、長女の言葉の使い方は、間違いがあったかもしれませんが、方向として正しかった
のではないかと思います」と。
そのあと、担任からは、本人の前でと、みんなの前で謝罪がありましたが、なぜここまで
のことになったのか、理解できないです
ただ、長女に関して、先生は、最初から否定的な目で見ていたということなのでしょうか。
ちなみに、今は元気に学校に通っていますが
STさんは、何もなかったように話しかけてくるそうです。
長女は、「STさんにすぐ殴られたり、乱暴なことを言われたりも、今まで通りあるけど、
言い返すと先生にまた怒られるし、STさんにも、またあとから何か言われるから我慢し
ている、もう本当は、しゃべりたくないけど、しゃべらないとまた言われるから」と、話
しています。
でも、プライベートでは、完全に距離を置くようになってしまったようです。
とはいえ、長女も反省すべき点は多々あり、主人と3人で何日も話し合いを重ね、なにを
気をつけていかねばならないかと・・話しあい、これを学びととらえ、前向きにやっと元
気を取り戻しました
周りに、「おまえは間違ってないぞ」と言ってくれる男の子がいたことも、心強かったと言
っています。
この担任の先生は、京都でも一番の大学を出ていて、プライドが高いことで有名でしたが、
過去にも何度か失言でトラブルを起こしていると聞きました。
こんな先生が担任になったのも、なにか意味があるのだろうと、前向きにとらえ、学びに
つなげたいと思いましたが、他のクラスにまで、学級崩壊したとうわさが飛んで、長女が
白い目で見られるのが少し心配です。
【はやし浩司より、KHさんへ】
担任の先生の、(思い込み)(独断)(偏見)(過剰反応)(一人芝居)などなど。
そればかりが目立ち、たいへん残念な事件ですね。
担任の先生に、もう少し思慮深さがあったら……と、つい考えてしまいます。
ただ、あえて擁護するなら、この時期、学校の教師は、たいへん忙しい。
目が回るどころか、あたふたするだけで、息つく暇もないといった状況です。
その忙しさは、たぶん、親たちはもちろん、外部の人たちには、理解しがたいものです。
そういう中、今回のような事件が起きた。
担任の先生は、「いじめ!」と、身を固めてしまったのかもしれません。
(どこの学校でも、いじめ問題、体罰問題については、みな、過剰反応する傾向が
あります。)
「一人ひとりの児童の心を大切に」と思っていても、現実にはむずかしい……というより、
不可能と考えてもよいのではないでしょうか。
このあたりでも、文科省の指導通りに教育をしたら、一週間の間に、(空き時間=休める
時間)は、2~3時間しかないというのが、現状です。
言いかえると、子どもの心を守るのは親と考えて、今回、KHさんが取られた行動は、
適切だったということになります。
冷静に校長と話し合いができた点が、何よりもすばらしいです。
また問題そのものは解決したと考えて、あとは(時の流れ)に任すことです。
ジタバタしたり、騒いでも、この種の問題は、どうにもなりません。
KHさんとしては、納得のいかない点や、不快な思いもあると思いますが、
ここはひたすら、(がまん)。
「白い目で見られること」についても、(時の流れ)に任すことです。
こういうケースでは、騒いだ人ほど一見、得をするように見えますが、実際には、
それを判断するのは、周囲の人たちです。
私も、母の介護をしているとき、あれこれと私を批判している人もいましたが、
結果としてみると、かえってそういう人のほうが、今は、だれにも相手にされて
いません。
やるべきことを、淡々とやって、あとは(時の流れ)に任す、です。
またSTさんや、STさんの母親との関係についても、同じようなことが言えます。
私もこういった仕事をしている関係上、そのつど、いろいろなトラブルに巻き込まれます。
こちらにそのつもりはなくても、向こうから、トラブルが襲いかかってくることも
あります。
ですから、いつも「如水淡交」。
水のようにサラサラと、淡く交際するという意味です。
みながみなというわけではありませんが、一部に、そういった親がいるのも事実です。
表では親しくしていても、裏では、足を引っ張るような親です。
そういう意味では、親というより、教育の底流では、ドス黒い人間の欲望が、渦を
巻いている(?)。
その渦に巻き込まれてしまうと、とんでもないことになります。
子どもはともかくも、あなたがSTさんと距離を置くようになったことについても、
当然の結果かと思います。
私なら、そういう親とは、つきあいません。
大切なことは、娘さんが、これから先も、楽しく学校へ通うことです。
そのためにも、ここは一度、身を引いて、(がまん)。
静かに、(時の流れ)に身を任せます。
が、あえて言えば、KHさんには、大事件だったかもしれませんが、この種の事件は、
まさに日常茶飯事。
近くの学校でも、言ったの、言わないのがこじれて、裁判沙汰になった事件もあります。
その裁判が数年もつづいたといいます。
どちらが正しいとか、正しくないとかということではなく、そうした騒動の中で、
いかに子どもたちの心に傷がついたことか。
それを思うと、やはりとても残念な事件だったということになります。
あとは娘さんとおいしいものでも食べて、早く忘れましょう!
「みなにいい顔はできない」(イギリスの教育格言)と。
(追記、KHさんより)
原稿を読ませていただきました。
お忙しいのに、本当にありがとうございます。
感謝いたします。
載せていただいても、結構です
どなたかの、役に立てれば幸いに思います。
はやしさんの、アドバイスも、大変ありがたいです。
本当にうれしかったです。
心から感謝しています。
【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
休みます。
【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
● 従兄弟(いとこ)
My Cousin
私の従兄弟に、ものすごく頭のよい人がいる。
超一級の頭脳の持ち主である。
私は子どものころから、その人だけには、一目置いている。
たとえば子どものころ、みなで集まって、小型のモーターを作ったことがある。
7~8人の従兄弟で、それぞれが1つずつ、作った。
しかし電池をつないだとき、回ったのは、その従兄弟のモーターだけだった。
たぶん、その従兄弟はモーターを作りながら、その原理を解明していたに
ちがいない。
が、学歴はない。
G県の山奥で生まれ育った。
家庭も貧しかった。
が、もしその従兄弟が、都会に住み、それなりに恵まれた環境で
育っていたら、彼はまちがいなく、ドクターになっていただろう。
へき地(当時)に住んでいただけでに、独学で医学を学んでしまった。
私はその従兄弟を、陰ながら尊敬してきた。
「陰ながら」というのは、歳が私より、5~6歳、年上で、
親しくつきあうには、恐れ多い相手だった。
その従兄弟と、このところ、電話でよく話す。
昨夜も、電話で1時間ほど、話した。
心理学にせよ、教育学にせよ、要点をズバズバ見抜いているのには、
いつもながら驚く。
で、私はこう考えた。
今の今も、こうしたすぐれた人材が、その環境に恵まれなかったというだけで、
社会の隅に埋もれてしまっているのではないか、と。
本来なら、こういう人材を学校の教師が見出し、家庭環境に関係なく、
学歴を身につけさせることこそ、重要。
これを日本の損失と言わずして、何と言う。
昨夜も、電話で話しながら、こう思った。
「今、この従兄弟が、大都市の大病院の院長をしていても、おかしくない」と。
もちろん、それは言わなかったが、従兄弟は従兄弟で、懸命にあれこれ話して
くれた。
その懸命さが、私はうれしかった。
沼津から礼のつもりで、海産物を送った。
Hiroshi Hayashi++++++++March. 09+++++++++はやし浩司
●3月19日
+++++++++++++++++++++
春のような陽気。
鴨江寺(かもえじ)の彼岸会も始まった。
こういう日は、心までウキウキしてくる。
+++++++++++++++++++++
●Goo-Blog
このところGoo-Blogだけでも、アクセスが、毎日、1500~2000件
もある。
数10万もあるBLOGの中でも、アクセス数順位で、1000~2000番前後を
キープしている。
今週中には、1000番以内に入るかもしれない。
Goo-Blogでは、毎日の集計のほかに、週ごとの集計もしてくれる。
週ごとの順位でも、1000番以内に入るかもしれない。
ほかに、「はてなBLOG」「楽天BLOG」も、発行している。
こちらのほうは、アクセス数は、Goo-Blogの、約半数というところか。
それでも合計すると、1日、3000件程度となる。
これにHPへのアクセス数を加えると、1日、5000~6000件。
実際には、HPのトップページを経由しないでアクセスしてくる人も多いので、
(むしろ、そちらのほうが多いのでは?)、
1日、1万件前後ということになる。
がぜん、やる気が出てきた。
Hiroshi Hayashi++++++++MARCH・09++++++++++++はやし浩司
●経済危機のつぎは、食糧危機?
どこかの週刊誌の見出しに、こうあった。
『経済危機のつぎは、食糧危機』と。
私も、以前からそれを心配していた。
というのも、食料不足は、すでに1970年当時から予想されていた。
当時は、気候変動よりも、食料不足のほうが、危惧されていた(ローマ会議)。
それが地球温暖化によって、さらに現実味を帯びてきた。
今の今でさえ、食糧は、絶対的に不足している。
地球の人類の3分の1が、飢餓状態にある。
食糧危機……現実には、食糧の値段が高騰する。
世界的な水不足が、それに拍車をかける。
貧しい国々では、さらに飢餓が広がる。
社会が不安定になる。
人心が荒廃する。
あとはこの悪循環。
Hiroshi Hayashi++++++++MARCH・09++++++++++++はやし浩司
●アルツハイマー病
知人の妻が、アルツハイマー病と診断された。
数日前、夫である知人が、そう話してくれた。
妻の年齢は、65歳。
65歳でも「若年性アルツハイマー病」と呼ぶのだそうだ。
が、「おかしい?」と思い出したのは、知人にしても、ここ1、2年とのこと。
それまでは、おかしいと思っても、それを認めたくないという思いが働いて、
自分でそれを打ち消してしまっていたという。
また妻にしても、「お前、最近、おかしいぞ」と声をかけただけで、
激怒し、パニック状態になってしまったという。
夫である知人の言葉を借りるなら、そういうとき、「手がつけられない状態になった」
らしい。
が、会って話をするかぎり、今でも、私のような素人には、ごくふつうの女性に
見える。
とくに大きな変化はない。
最後に会ったのは、昨年の12月(08年)のことだった。
が、そのときも、私とワイフは、ふだんどおりの会話をして、ふだんどおりに別れた。
「本当ですか?」と聞くと、「本当です」と。
「私にはふつうの人に見えます」と言うと、「それがちがうのです」と。
たとえばいっしょに映画を見に行っても、その翌日には、映画の内容はもちろん、
映画に行ったことすら、忘れてしまう、と。
そう言えば……?
思い当たることは、いくつかある。
私が最初におかしいと感じたのは、もう3年近くも前になる。
その女性の名前をMさんとしておく。
いろいろな約束をするのだが、約束を守らないばかりか、約束したこと自体を
忘れてしまう。
私は、当初、「自分に都合が悪いから、忘れたフリをしているのかな?」と思った。
一度は、私のほうが、怒ってしまったこともある。
つぎに、何かのことで、電話番号を電話で伝えたときのこと。
私が、「053-452-80XX」と言ったのだが、受話器の向こうで、
あたふたしている様子が、よくわかった。
何かにメモをしている様子なのだが、そのメモに手間取った。
私は、何度も、ゆっくりと数字を繰り返した。
が、驚いたことに、その翌日、自宅のほうに電話が入り、Mさんは、こう言った。
「昨夜は、息子のことで気が動転していて、電話番号がよく聞き取れませんでした」と。
どこかつっけんどんな言い方だった。
が、それから3年。
病状が少しずつ悪化したらしい。
それが夫である知人の目にも、はっきりとわかるようになった。
知人は、こう言った。
「M(妻)は、あれほどしっかりした女性だったのに……」と。
そう、30代のころのMさんを私はよく知っている。
セカセカとしたところはあったものの、よく気がつき、よくしゃべる人だった。
機転もきき、反応も速かった。
そのMさんが、アルツハイマー病?
この病気だけは、相手を選ばないようだ。
また「今はだいじょうぶ」と思っていても、明日のことはわからない。
東大で、○○部長をしていたような研究者でも、なる人は、なる。
ならない人は、ならない。
で、そういう話を聞くと、私はいつも、「私はだいじょうぶか?」と
考えてしまう。
現在、私は61歳。
その女性も、60歳ごろから、どこかおかしくなったという。
「私には、そういうところがないか?」と。
そこで、先週からの行動を思い出してみる。
先週の土日は、ろ過器の部品を、販売店まで取りに行った。
ろ過器の修理を試みたが、失敗した。
土曜日夜は、山荘に泊まった。
そのときワイフは、ビデオを見ていた。
名前も内容も、思い出せない。
何だったかな?
(この間、数分……。)
ああ、そうだ。
1人のドイツ軍捕虜が、ソ連の強制収容所から脱獄したという映画だった。
数年かけて、9000キロの距離を逃げた。
どこかかったるい映画だった。
で、翌日の月曜日は、町まで歩いたが、途中で疲れて、バスに乗った。
いや、あれは火曜日だったかもしれない。
水曜日は、ワイフと2人で、熱海まで行ってきた。
食べた料理は、私は刺身定食。
ワイフは海苔丼。
ほかにイカの姿焼き。
しめてちょうど、4000円。
……何か記憶が抜けていないだろうか。
あれこれと頭の中をさぐってみる。
もしアルツハイマー病なら、どこかで記憶が抜けているはず。
あるいは抜けていても、それに気がつかないはず。
そこでさらに順を追って、思い出してみる。
「ろ過器の修理をしたあと、何をしたか?」と。
そのあと、朝風呂に入り、朝食を食べた。
朝食は、その前の晩の残りのパンだったかな?
いや、その帰り道、国道沿いにあるファースト・フード店で、私は、
ブタ丼を食べた。
ワイフは、サケ定食を食べた。
そのあと、パソコンショップへ行って、SDカードを2枚、買った……。
抜けた記憶はないだろうか?
いろいろ思い出しているだけで、不安になる。
それにいくら自分ではだいじょうぶと思っていても、他人の脳みその中を
のぞくことはできない。
他人は、もっと鮮明に、覚えているかもしれない。
その基準がわからない。
わからないから、不安になる。
……とまあ、自分のことばかり書いたが、本当の被害者は、夫であるその
知人ということになる。
これから先のことを思うと、私のほうまで気が重くなる。
「たいへんですね」とまでは言うことはできても、その先が言えない。
「がんばってください」と言うのも、失礼。
いいかげんな同情や約束は禁物。
ただこういうことは言える。
アルツハイマー病の初期症状のひとつとして、繊細さが消えるというのがある。
そのため他人に対して、暴言を吐いたりしやすくなるという。
そのため、その周囲の人が、傷つくということも珍しくない。
知人の妻にしても、あるとき、こんなことがあった。
私が、「あなたが先日、○○市とおっしゃったから、○○市のほうへ、連絡
してみましたが……」と言ったときのこと。
突然、その女性は金切り声をあげて、こう叫んだ。
「私は、○○市などとは、一言も言っていません! △△市です。どうして
そういうウソをつく!」と。
私はあまりの過剰反応に、驚いてしまった。
ふつうならそういうとき、「あら、そう? 私、○○市って、言いました? あら、
ごめんなさい。△△市のまちがいです」というような言い方をする。
また、それですます。
それほど、大げさな話ではない。
心の余裕がないというか、その余裕を感じることができなかった。
だから身内にそうした病気の人がいたら、できるだけ早く、親しい人たちには、
それを伝えておいたほうがよい。
それが原因で、それまでの人間関係が破壊されてしまうこともある。
ともあれ、「明日はわが身」。
自分の心配ばかりしていて恐縮だが、この病気ほど、周囲の人たち、とくに
家族に迷惑をかける病気はない。
そのために私は自分の心配をする。
自分がアルツハイマー病になるのは、それはそれでしかたない。
自分でも訳がわからなくなる。
自分が病気ということすら、わからなくなる。
が、周囲の人たちは、ちがう。
それによって、迷惑を受ける。
今の私は、そのほうがつらい。
とくに家族のみなには、迷惑をかけたくない。
だから、自分のことを心配する。
Hiroshi Hayashi++++++++MARCH・09++++++++++++はやし浩司
●You’ll never walk alone(あなたはけっして、ひとりぼっちではない)
+++++++++++++++++++++
外国で、いろいろな歌手が、この歌を歌っている。
坂本九の歌った、『上を向いて歩こう』に、どこか似ている(?)。
+++++++++++++++++++++
When you walk through a storm
Hold your head up high
And don’t be afraid of the dark
At the end of the storm
There’s a golden sky
And the sweet silver song of a lark.
嵐の中を歩くときも、頭を高くあげよう。
暗闇を恐れてはいけない。
嵐のあとには、金色の空が待っている。
ヒバリの澄んださえずりが待っている。
Walk on through the wind
Walk on through the rain
Though your dreams be tossed and blown
Walk on, walk on
With hope in your heart
And you’ll never walk alone
You’ll never walk alone
風の中を歩きつづけよう。
雨の中を歩きつづけよう。
夢が破れても、歩きつづけよう。
どんどんと歩きつづけよう。
心に希望をもって。
あなたはけっして、ひとりで歩くのではない。
あなたはけっして、ひとりで歩くのではない。
Walk on, walk on
With hope in your heart
And you’ll never walk alone
You’ll never walk alone
歩きつづけよう。
心に希望をもって。
あなたはけっして、ひとりで歩くのではない。
あなたはけっして、ひとりで歩くのではない。
++++++++++++++++
以下、YOU TUBEの中から、
シゼールと、キャサリン・ジェンキンスが歌っている「You’ll never walk alone.」
を収録してみた。
さあ、みなさん、がんばろう!
不況など、ものともせず!
(アクセス)
http://www.youtube.com/watch?v=aJ3hm6io9ow
http://www.youtube.com/watch?v=ffBIOTP5vtg
++++++++++++++++++++
Hiroshi Hayashi++++++++March. 09+++++++++はやし浩司
【韓国・3月危機説】(Economy Crisis of South Korera)
++++++++++++++++++++++++++++
アジアでいちばんあぶない国。
それが韓国。
経済専門家で、それを疑う人は、だれもいない。
つい先日には、イギリスのエコノミスト誌は、
「韓国の外貨準備高に対する短期外債の割合は、
102%に達する」と報道した。
ウォン安、輸出の減少、外国投資家の逃避などなど。
韓国経済は、今、急速に悪化している。
そこでささやかれているのが、韓国・3月危機説。
もちろん韓国政府は、その(うわさ)の否定に
躍起になっている。
わかりやすく言えば、Kさんの金融資産が100万円
とすると、1年以内に返済しなければならない借金が、
102万円あるということ(エコノミスト誌)。
差し引き、2万円の負債ということになる。
これに対して、韓国の中央N報は、「まちがった報道である」
とかみついた(09・3・13)。
本当かな?
もう一度、中身を見てみよう。
+++++++++++++++++++++++++++
中央N報は、こう反論する。
『英フィナンシャルタイムズの記事も外債の内容を考慮しない単純計算から出てきたもの
だ。造船業界など為替リスクヘッジのために借り入れたドル(390億ドル)は借金では
ないのに、フィナンシャルタイムズはこれを外債に含めて計算した。これを除けば外貨準
備高に対する流動外債の割合は77%になる』と。
つまり造船業界などが、為替リスクヘッジのために借り入れたドルまで、
借金に組み込んだから、102%になった。
しかしそれは借金ではない、と。
が、現実はどうか。
今年に入って、韓国の造船業界は、キャンセルにつぐキャンセルで、受注ゼロという
状態がつづいている。
それはさておき、こういうことらしい。
造船会社は、将来的に受け取るであろう代金を、ドル建てで先に借りておく。
あとで代金が支払われたら、それで返済すればよい。
そうすれば、仮にウォン安になっても、反対にウォン高になっても、造船会社は、
予定した金額を受け取ることができる。
わかりやすく説明しよう。
あなたはイギリスから、船を建造してくれと頼まれた。
代金は、1億ドル。
1ドルを1000ウォンで計算すると、1000億ウォンとなる。
しかし建造している間に、ウォンが、1ドル900ウォンにまであがったとする。
すると、あなたが受け取る金額は、900億ウォンになってしまう。
つまり100億ウォンの損。
そこであなたは、こうした為替リスクを避けるため、あらかじめ、1億ドルを
外国の銀行から借りておく。
1ドルが1000ウォンのときに借りておけば、1000億ウォンで借りられる。
そして船が完成し、イギリスに引き渡せば、その時点で1億ドルが手に入る。
その1億ドルを、そっくりそのまま外国の銀行へ返せば、為替の変動に関係なく、
あなたは予定どおり、1000億ウォンを手にすることができる。
中央N報は、「そうして借りたお金まで、390億ドルまで、外債(=借金)に
含めるのは、おかしい」と。
ここに韓国の大きな認識のズレがある。
わかるかな?
韓国では、こうして借りた外債は、「投資」と位置づけている。
「これから1億ドルの船を建造する。
そのために1億ドルを、外国の銀行から借りる。
しかしその1億ドルは、借金ではない。
必ず返せるお金である。
つまり投資である」と。
そこで韓国式の統計方法によれば、こうした外債は、資本収支の中では、
「投資」つまり「収入」として組み込まれることになる。
日本式に考えれば、「借金」まで「収入」に組み込んでしまうことになる。
しかし借金は、借金。
投資ではない。
「投資」というのは、投資家が、リスクを負担する。
「借金」というのは、借り手が、リスクを負担する。
たとえばあなたが銀行から1000万円借りて、家を建てたとする。
そしてその家が完成したとき、別人に、1200万円で売却したとする。
銀行へは、売却した1000万円を返せばよい。
200万円の儲けということになるが、銀行から借りた1000万円を、
あなたは「投資」と呼ぶだろうか。
仮に100歩譲って、それを「投資」としたとしよう。
そして中央N報が報ずるように、390億ドルを短期外債(=借金)から
はずしたとしよう。
それでも「韓国の外貨準備高に対する短期外債の割合は、77%に達する」
(韓国政府発表)という。
が、それだけではない。
韓国政府が外国から借り入れている、流動性外債(=借金)も含めると、
その割合は96%にもなるという(中央N報)。
韓国政府は、「為替ヘッジ用のドルを、(流動性外債から)除外すべき」と
主張しているが、そうでも言わないと、それこそ100%を超えてしまうからである。
こういう(現実)を前にして、我が国のAS首相は、頼まれもしないのに韓国まで
のこのこと出かけて行って、総額600億ドルのスワップ協定を結んでしまった。
「韓国が通貨危機に陥っても、600億ドルまで、日本が保証しますよ」と
言ったに等しい。
日韓関係が重要なことは、私にもわかる。
わかるが、一度は、彼らに、頭をさげさせるべきではないのか。
先のWBCの日韓戦でも、韓国は日本に勝つたびに、マウンドに韓国旗を立てた。
「日本、憎し」の気持ちはよくわかる。
わかるが、しかしその一方で、日本の(お人好しぶり)には、あきれてものが言えない。
日本は韓国と、いっしょに心中するつもりでいるのか。
いくら大統領が自由貿易主義派になったからといって、金大中元大統領、ノ前大統領
らの見せたあの露骨な反日政策で、傷ついた私たち日本人の心はどうなるのか。
それでいやされるとでもいうのか。
「いったい、この怒り、どこへ向かうべきなのか」(尾崎豊「卒業」)。
日韓経済戦争は、今の今も、つづいている。
その緊張感だけは、忘れてはいけない。
(09年3月20日記)
Hiroshi Hayashi++++++++March. 09+++++++++はやし浩司
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●3月21日
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昨夜、深夜劇場に行こうと思ったが、
疲れていたので、とりやめ。
夜8時50分~からの『オーストラリア』が、
見たかった。
で、今夜、見に行くつもり。
それに『ワルキューレ』も見たい。
ところで首のうしろが、「凝る」というのは、
よくないそうだ。
それが原因で脳梗塞を起こすこともあるという。
動脈剥離(はくり)といって、動脈の
内側のカスのようなものが、脳に入って、
そこで血管を詰まらせる(用語は、不正確)。
その前兆症状として、後頭部の首の付け根
あたりに、「異変」を感ずるようになるという。
このところ、後頭部の首の付け根あたりを、
重ぼったく感ずることかある。
どの程度を「異変」というのかよくわからないが、
注意しよう。
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●重ぼったい頭
今朝は、4時ごろ目が覚めたと思う。
ふだんなら、そのまま起きて書斎へ入るのだが、今朝は、そのまま目を閉じていた。
1時間ほど、眠れなかった。
が、そのあと、断続的に2度ほど、眠った。
床から出たのが、午前8時。
そのせいか、頭が重ぼったい。
いや、重ぼったいのは、夢のせいかもしれない。
こういう眠り方をした朝というのは、私はたいへん理屈ぽい夢を見る。
夢の中で、あれこれ考える。
それでその疲れが、残ってしまう。
今朝のは、どこかのショッピングセンターで、ものを買う夢だった。
店全体が、プレイランドのようになっていて、何でも売っていた。
複雑に入り組んだ店だった。
迷路のようになっていたり、その間にエスカレーターがあったり……。
よく「夢には色がない」と言う人がいる。
あるいは「色のついた夢を見る人は、精神がおかしい」と言う人もいる。
が、私の夢は、たいてい色がついている。
今朝のも、赤や青など、色とりどりで、うつくしい夢だった。
たぶん、眠っていながらも、脳細胞は、フル回転していたのだと思う。
だから、疲れが残った。
こういうときは、新しい電子製品を買うのがよい。
脳みそが、フラストレーションを起こしている。
新しい電子製品をいじっていると、頭がスッキリとする。
あとでワイフに相談してみよう。
今、ほしいのは、フルハイビジョン・タイプの、ビデオカメラ。
小型のものが、よい。
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