Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Monday, May 16, 2011

●土下座論




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      発行責任者      はやし浩司

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子育て最前線の育児論byはやし浩司   2011年 5月 27日
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メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに
選ばれました!

【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【5月3日、祭日】

●小学1年生に、組み合わせと、場合の数について教えました。
今日は祭日ということもあり、ややきびしく指導しました。
(ふだんは、子どもたちが疲れていますので、緩め気味に指導しています。)


何か新しい問題を出すたびに、「やる!」「やる!」と言って、子どもたちは
食いついてきます。
この(食いつき)が大切ですね。
そんな子どもたちの積極的な様子を、ご覧になってください。


(1)

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allowfullscreen="true" width="425" height="344">



(2)

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type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always"
allowfullscreen="true" width="425" height="344">



(3)

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type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always"
allowfullscreen="true" width="425" height="344">



(4)

value="http://www.youtube.com/v/toXATcALevk?hl=ja&fs=1">name="allowFullScreen" value="true">value="always">src="http://www.youtube.com/v/toXATcALevk?hl=ja&fs=1"
type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always"
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(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 
BW はやし浩司 日本の小学1年生 組み合わせ、場合の数、確率 BW教室)


【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

●Goo-Blogだけで3000件!(5月4日)

++++++++++++++++++

昨日、Goo-Blogだけで、
アクセス数が、3000件を超えた。
しばし、その数字に見入る。

3000件!

出版社にもよるが、中小の出版社では、
初版として印刷する部数は、3000部。
よくて5000部。
3000部で、全国の書店に、1~2冊並ぶ。

一方、大手の出版社では、1万~1万2000部。
が、これとて10年前の話。
今は、もっと少ない?

「昔なら、初版部数の数」と思った。
「3000」という数字は、そういう数字。
その3000部が、たった1日で、売れた。
……中身はちがうが、私は、そう思った。

改めてインターネットのもつ力に、驚く。

が、もちろんそれだけではない。
HPの「BW公開教室」だけでも、700件。
YOUTUBEへのアクセス数(インサイト情報)
だけでも、1000件。
ざっと計算しても、毎日、2万人近い人たちが、
私の原稿やビデオに目を通している。

ただ、みながみな、好意的というわけではない。
中には、反感を覚えながら読んでいる人もいる。
「2万人」といっても、重複している人もいる。
チラッと読んで、そのまま去っていく人もいる。
先に「中身はちがうが」と書いたのは、そういう意味。

しかしそれにしても、すごい。

しかも世界中の人たちが、読んでいる。
FC2のアクセス記録サービスを使うと、県別のほか、
国別のアクセス数までわかる。
県別では、静岡県、東京都、大阪府が多い。
国別では、日本につづいて、アメリカが多い。

ついでに今では、IP番号から、その読者の
住んでいる地域まで、わかるようになった。
個人名までは特定できないが、○○県○○市
○○町程度までは、わかる。
相手が知人だと、「ああ、これはあの人だな」という
ところまでわかる。

この世界は、いったい、どこまで進歩するのか?
おもしろいというか、どこか恐ろしい。

++++++++++++++++++++はやし浩司

●「東海(トンヘ)」問題 (동해 vs. 일본해)

 『坊主憎ければ……』とかいうが、韓国は、「日本海」という名称が、よほど、気に入ら
ないらしい。

 で、韓国政府は、全世界の各国に「特使」まで送って、「日本海」を「東海」へ変更しよ
うと努力している。
(「特使」だぞ! わかるか!)

が、どうして「東海」なのか。
これほどまでに自己中心的な発想はない。
もしロシアが、「太平洋を『東方洋』にせよ」と主張したら、世界はロシアをどう思うだろ
うか。

 ついでに韓国は、黄海を、「西海」にしようとしている。
そうでも言わないと、バランスが取れないからだ。
が、無理は無理。
韓国政府も、やっとそれに気づき始めた。

 中央日報(韓国)は、つぎのように伝える。

『韓国政府は国際社会の東海(トンヘ、日本名・日本海)表記と関連し、「東海」と「日
本海」を併記すべきだという意見を国際水路機関(IHO)に提出したと、政府当局者が
1日明らかにした。

当局者は「IHO側が2日までに東海表記に関する公式意見を伝えてほしいと要求してき
た」とし、「東海単独表記主張は成功する可能性がないと判断した」と説明した』(5月4
日)と。

 繰り返すが、どこの国に対して、「東」なのか?
日本にとっては、日本海は、「北海」。
あるいは、「北西海」。
もしこんなメチャメチャな改名が許されるとしたら、それこそ世界は、大混乱。
「東海」だけでも、世界中に、何千も生まれる。

 ついでに……

対馬海峡→(韓国の)南海
東シナ海→(台湾の)北海
台湾海峡→中国海峡
南シナ海→北フィリッピン海
フィリッピン海→グアム海などなどとしたら、どうか?

そのうちベンガル湾も、インドの東にあるということで、「東海」になるかもしれない。
アラビア海は、パキスタンの南にあるから、「南海」になるかもしれない。

 特使まで送って改名させようとしているところが、すごい。
……というか、バカげている。

 原稿をさがしてみたら、2007年の5月に、同じ原稿を書いているのがわかった。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●またまた「東海(トンヘ)」?(2007年5月記)

Why should the Japan Sea be the Eastern Sea?
The Japan Sea is situated to the east of Korea,
but is situated to the north to Japan.

++++++++++++++++++

韓国にとっては、東海(トンヘ)かも
しれないが、日本にとっては、「北西海」。
あるいは「北海」。

どうして韓国は、こうまで「東海」に
こだわるのか?

++++++++++++++++++

 『坊主憎ければ、袈裟まで憎い』という諺(ことわざ)を地で行くような事例が、これ。
今も、つづいている。韓国は、数年前から世界各国に特使まで送り、「日本海」を、「東海
(トンヘ)」に改称しようと運動を重ねてきた。

 韓国にとっては、たしかに「東海」だが、日本にとっては、「北西海」。あるいは「北海」。
韓国は、よほど、「日本」という名前が嫌いらしい。「日本海」ではなく、「日本」という名
名称が嫌いらしい。

 しかし日本の周辺を見ただけでも、その地域や固有の名前がついた海というのは、いく
らでもある。

 北から、東シベリア海、ベーリング海、オホーツク海、東シナ海、台湾海峡、フィリッ
ピン海、南シナ海などなど。

 しかし「東海」などという、自己中心性丸出しの名前は、どこにもない。英語で言えば、
「the Eastern Sea(東海)」。「トンヘの意味は?」と聞かれたら、韓国の人たちは、何と答
えるのか。

 こんな改名がまかり通るなら、まず日本とフィリッピンの間にある「フィリッピン海」
を、「南海」としたらどうか。が、それが韓国にとっては、おもしろくないらしい。こんな
記事が、今朝の朝鮮N報に載っていた。

 『5月7日からモナコで開かれる、国際水路機構(IHO)総会に参加する、加盟国78
カ国のうち、大多数が「日本海」の単独表記を支持していることが判明し、韓国政府に緊
張が走っている。

 韓国政府当局者は30日、IHO総会に関するブリーフィングを開き、「現在の状況では
大多数のIHO加盟国が日本海単独表記を支持しているが、どのような状況であれ、日本
海が単独表記されることを絶対に容認することはできないというの、われわれの基本的な
立場」と述べた』
(07年5月1日)と。

 どうして容認することができないのか? 韓国側は、その理由も述べたらよい。と、同
時に、どうして日本海ではいけないのか。その理由も述べたらよい。さらに、どうして「東
海」なのか、その理由も述べたらよい。

 仮に「東海」ということになれば、今度は、日本が猛反対するだろう。「どうして東海な
のか」と。

 さすがの韓国政府も、自分たちの愚かさに気づいたのだろう。今度は、「平和の海」とい
う代案を出してきた。「平和」という名前は、K国が好んで使う名称でもある。今の今も、
あの38度線をはさんで、韓国側にある村を、「自由の村」と呼び、K国側にある村を、「平
和の村」と呼んでいる。

 が、その「平和の海」論も、どこかへ消えた。そこで再び、「東海」。今度は、「日本海と
東海を併記せよ」と。

 こうした韓国側の動きを見ていると、反日運動の原点を見ているようで、興味深い。つ
まり韓国にとってみれば、日本の存在そのものが、おもしろくないのだ。理由など、ない。
まさに感情論。彼らが主張するところの歴史認識問題にしても、そのうちの何割か以上は、
その感情論と考えてよい。

 しかし一言。韓国政府も、いちいちそんな(名称)の問題にこだわらないで、もっと大
きな問題に取り組んでみたらどうか? たとえば国連への分担金を一人前にふやすとか、
そういうことを考えてみたらどうか? あるいは政府開発援助金を、人口比に応じて、せ
めて日本の3分の1くらいにまで、ふやすとか……。

 そういうことはまったくせず、言うことだけは、一人前。あるいはそれ以上!

 どちらにせよ、「東海」などという呼称そのものが、私たち日本人にとっては、言語道断。
どうして日本の北にある日本海が、東海なのか。日本としては、絶対に容認できない呼称
である。

ちなみに国際水路機構(IHO)総会では、大多数が、「日本海」の単独表記を支持してい
るという。当然のことである。

(付記)今まで、直接的な批判を避け、あえて東海を「西海」などとまぶして、批判記事
を書いてきましたが、今日から、正面から、「東海」とすることにしました。

(以上、2007年5月に書いた原稿より)

●グーグル翻訳でも……

 グーグル翻訳サービスを使って、「日本海」を韓国語に翻訳すると、韓国語で「東海」と
翻訳される。
韓国政府は、すでにグーグルにまで、こうした手を伸ばしている。
日本よ、油断するな!

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 
BW はやし浩司 韓国 東海(トンヘ) 日本海名称問題 日本海と東海 韓国の反日感
情 反日運動)


Hiroshi Hayashi+++++++May. 2011++++++はやし浩司・林浩司

●奇妙な事件・あれこれ

++++++++++++++++

2011年5月4日、奇妙な(?)事件が
2つ、あった。

ひとつは、北朝鮮で、2人の日本人が
麻薬と偽造通貨所持の犯罪で、北朝鮮当局
に逮捕されたという事件。

もうひとつは、ビンラディン殺害に関して、
パキスタン政府は事前に何も知らされておらず、
それに対してパキスタン政府が不快感を
示したという事件。

2つのニュースを並べてみる。

++++++++++以下、日本経済新聞より抜粋++++++++++

 ……北朝鮮の朝鮮中央通信は4日、3月14日に北東部の羅先(ラソン)市で日本人男性
3人を「麻薬や通貨偽造の犯罪」で拘束し、うち1人を国外に追放したと報道した。4月
20日に拘束が明らかになっていた3人とみられ、北朝鮮が拘束を確認したのは初めて。

 同通信は3人が犯罪行為を認めているとしたうえで「極めて重大な犯罪であり、しかる
べき法的責任を負うことになる」と指摘。拘束中の2人の法的な処理を進めていると報じ
た。朝鮮通信(東京)が4日伝えた。(日本経済新聞・5月4日)

++++++++++以上、日本経済新聞より抜粋++++++++++

++++++++++以下、TBS-iより抜粋++++++++++

 「部屋にはビンラディンと一緒に女性、つまり妻がいました。この妻は米兵に突進して
きたので足を撃たれましたが、死亡してはいません。ビンラディンは撃たれ、死亡しまし
た。武装してはいませんでした」(アメリカ カーニー大統領報道官)

 また、カーニー大統領報道官は「ビンラディン容疑者が生け捕りにされることに抵抗す
る懸念があった。実際に抵抗した」と述べ、殺害は正当だったことを強調しました。

 今回の作戦は、対テロ同盟国のパキスタンとの間に微妙な軋轢を生んでいます。アメリ
カはパキスタン当局から情報が漏れることを嫌い、事前通告しませんでしたが・・・

 「権限の与えられていない単独行動を常態化させることはできない。このような行為は
両国の協力関係を傷つけ、国際平和を脅かすことになりかねない」(パキスタン外務省)。

 パキスタンは奇襲作戦について、「アメリカ側から全く知らされていなかった」として、
深い懸念を表明しました。その一方で、「隠れ家の情報は以前から共有しており、ビンラデ
ィン容疑者の殺害はパキスタンにとっても重要な転機だ」とも述べていて、複雑な胸の内
が伺えます。

++++++++++以上、TBS-iより抜粋より抜粋++++++++++

 まず北朝鮮で逮捕された日本人についての事件。
このニュースの中に出てくるキーワードが、「羅先(ラソン)市」という町。

 国交のない北朝鮮へ、なぜ日本人が入ったのか。
3人の日本人は、羅先(ラソン)市で何をしていたのか。
どうして羅先(ラソン)市へ行くことができたのか。

 その羅先(ラソン)市について、調べてみる。
以下、ウィキペディア百科事典より。


●羅先(ラソン)市1991年12月、朝鮮民主主義人民共和国政務院の決定により、621km2
の「羅津・先鋒自由経済貿易地帯」(FETZ)が設定される。
1993年3月には「羅津・先鋒自由経済貿易区開発計画」によって地域が拡張される。
1998年には地帯の名称が「羅津・先鋒経済貿易地帯」となる。
計画は1993年~94年の北朝鮮核問題や96年の飢饉など不安定な政治要因により曲折を経
ているが、中国資本の投資活動や韓国とのコンテナ輸送などで一定の成果を見せている。

中国・ロシアへの羅津港使用権付与

現在は中華人民共和国へ60年間に渡る租借権が付与されている。中華人民共和国が羅津港
の使用権を北朝鮮より獲得している。中国は国際貿易港としての利用できるよう、物流タ
ーミナル開発を進めていた。また2010年の報道では、北朝鮮はロシアにも50年の使用権
を付与したとされる。

(以上、ウィキペディア百科事典より)

●自由貿易経済地帯

 羅先(ラソン)市は、「自由貿易経済地帯」ということらしい。
現在は、中国、ロシアが、租借権を獲得し、国際貿易港として使用している。

 羅先(ラソン)市と聞くと、エンペラーホテルを思い起こす。
北朝鮮でも、超最高級のホテルということになっている。
そのエンペラーホテルには、公設のカジノがある。
カジノでの賭博を目的に、多くの中国人観光客が羅先(ラソン)市へ、渡った。
が、中国人観光客との間に、トラブルが発生。
以後中国政府当局は、観光客の渡航を一時、禁止した(2004年)。

 その後(2005年)、渡航を解除。
現在(2011年)は、エンペラーホテルでのカジノも再開されているという。

●なぜ日本人が?

 最大の疑問は、なぜ日本人が、その羅先(ラソン)市にいたかということ。
それについて、「東京都渋谷区恵比寿1丁目・情報発信基地BLOG」は、つぎのように説明
している。

『……北朝鮮当局に拘束されたのは、北海道の70代の男性と東京・千葉の40代と30
代の男性で、3人には麻薬密輸の疑いが持たれており、70代の男性は釈放され帰国しま
したが、2人は現在も拘束されているということです。

3人は東京に本社がある機械メンテナンス会社の社員で、食品加工会社との仕事で、3月
上旬に中国東北部の吉林省から陸路で経済特区である羅先市に入っていたということです。

北朝鮮側は保釈金を要求しているとみられます』と。

 つまり3人は、陸路で、中国東北部の吉林省から、羅先(ラソン)市へ入ったというこ
とらしい。

 北朝鮮側の情報によれば、(だれも信用していないが)、「麻薬密輸の疑い」とか。
盗人たけだけしいというか、麻薬(北朝鮮で「麻薬」というと、覚醒剤を意味する)にせ
よ、偽札にせよ、北朝鮮では、国家事業のはず。
少なくとも、個人、あるいは企業レベルの話ではない。
国家事業として、北朝鮮は、麻薬や偽札の製造を行っている。

 本当に2人の日本人は、麻薬の密輸を企んでいたのだろうか。
だいたい時期がおかしい。
こんな時期に、食品加工会社のメンテナンスの仕事のために、羅先(ラソン)市へ入った
とは?
ふつうなら、羅先(ラソン)市へなどへは、行かない。
日本政府による、経済制裁のまっ最中である。
拉致問題、核兵器開発問題など。
少しでも国際常識がある人なら、北朝鮮へは近づかない。
が、あえて羅先(ラソン)市へ入った?

 いったい、どういう素性の人たちなのだろう?
本当に「麻薬=覚醒剤」の密輸をたくらんでいたのだろうか。
日本政府がまったく動く気配を見せないのは、やはりそういうスジの人たちだからなのだ
ろうか。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●ビンラディン殺害

 あのビンラディンがアメリカ軍によって、殺害された。
アメリカでは、それを喜んで、祭騒ぎまで起きている。
気持ちはわかるが、それでテロが収まるとは、とうてい思えない。
貧者には、貧者の論理というのが、働く。
アメリカは、その貧者の論理というのが、まったくわかっていない。
(ついでに、この日本も!)

 で、貧者の論理については、たびたび書いてきた。
そこでここでは、このニュースについての「謎」を書いてみたい。

 ビンラディンの殺害について、パキスタン政府は、つぎのような声明を出している。
『権限の与えられていない単独行動を常態化させることはできない。このような行為は両
国の協力関係を傷つけ、国際平和を脅かすことになりかねない』(パキスタン外務省)と。

 つまりパキスタン政府は、「何も知らなかった」「何も知らされていなかった」と。

 しかしこんなことはありえない。
ありえないということは、ありえない。
今回の作戦は、アメリカ軍とパキスタン軍との共同作戦とみる。
が、パキスタン軍が、ビンラディンの殺害に荷担していたというのは、まことにもってま・
ず・い。

 パキスタン政府が、即座に、報復の対象となってしまう。
そこで事実は、こうではなかったか。
これはあくまでも私の推測だが、あらかじめアメリカ軍とパキスタン軍との間に、こんな
取り決めがあったと考えるべき。

パ「私たちは、何も知らなかったことにしてくれ」
ア「わかった。アメリカ軍の単独行動ということにしよう」
パ「我々が荷担していたとわかったら、我々が報復される」
ア「わかった。君たちには、迷惑をかけない」
パ「だったら、ビンラディンを、君たちに渡す」と。


Hiroshi Hayashi+++++++May. 2011++++++はやし浩司・林浩司

【土下座・論】(あまりにも悲しい、日本の奇習)


土下座を迫る人も、土下座をする人も、そしてそれを見る人も、みな、悲しい。



++++++++++++++++++++++

日本に残る最悪の風習といえば、「土下座」。
悪習中の悪習。
世界に類をみない、悪習。
奇習。

土下座は、人間が基本的にもつ尊厳すらをも踏みにじる。
謝罪する側にしても、その尊厳まで、捨ててはいけない。
謝罪を迫る側にしても、その尊厳まで、踏みにじってはいけない。

私も人間、あなたも人間。
みな、人間。
同じ、人間。

相手が土下座したからといって、問題は何も解決しない。
謝罪したことにはならない。
またそれでもって、相手が謝罪したと錯覚してはいけない。

一方、相手に土下座させたからといって、問題は何も
解決しない。
謝罪させたことにはならない。
またそれでもって、あなたの正当性が相手に認められたと、
錯覚してはいけない。

中には土下座し、その場をごまかす人もいる。
ずるい政治家は、この手法をよく利用する。

土下座……。
あまりにも非人間的な謝罪法。
それを強いる人にしても、相手に向かって、人間であることを
あえて否定させる。
人間であることの尊厳を否定させる。
みなの前で、恥をかかせる。
恥をかかせて、「罰」とする。
それが土下座の原点。

東京電力の社長をかばうつもりは、まったく、ない。
天災というよりは、人災。
おかしな官僚体質が、今回の事故を引き起こした。
「国の基準を守り、やるべきことはします。しかしそれ以上のことはしません」と。

一方、被災者の方たちの気持ちも、よくわかる。
つらくてきびしい生活も、よくわかる。
やりようのない怒りも、よくわかる。
が、しかし東京電力の社長たちは、少なくとも犯罪者ではない。
今後、過失などがあれば、それはそれとして、法的に罰せればよい。

が、それはそれ。
しかし少なくとも、今は、犯罪者ではない。
私やあなたと同じ、1人の人間。
家族もいれば、仲間もいる。
それを見ている親がいる。
子どもがいる。
孫もいるだろう。
そんな人に土下座など、させてはいけない。

大切なことは、東京電力の社長以下、みなに、
「今」を原点として、原発事故を収束させること。
がんばらせること。
責任の追及と謝罪は、そのあとでよい。

土下座する、社長以下、東京電力の役員たち。
それを取り囲み、立って見下す、被災地のみなさん。
それを見ている私たちだって、かえって悲しくなるだけ。
さみしくなるだけ。

もし今、原子炉が一機でも爆発してしまえば、それこそ万事休す。
福島どころか、東京にだって、人は住めなくなる。
今が最悪ではない。
最悪の下には、さらに別の最悪がある。
二番底、三番底がある。
土下座させたからといって、その最悪の最悪が回避できるわけではない。

++++++++++++++++++++++

●土下座した東京電力の社長

 私は、TBSのつぎの記事を読んで、いたたまれない気持ちになった。
責める側も、責められる側も、まさに地獄。
生き地獄。
どうして同じ日本人が、こうまで過酷な地獄を味あわなければならないのか。
傷つけあわなければならないのか。

 その悲しさ。
そのつらさ。

+++++++++以下、TBSNEWSより+++++++++++


●「土下座しろ!清水!」 東電社長に怒号

5月4日(水)19時12分配信


 東京電力の清水社長は4日、2回目となる福島入りをしました。原発の事故で自治体の
機能ごと移転させたH町、N町、K村の対策本部を訪れ、それぞれの首長に謝罪を行いま
した。N町の対策本部では・・・


 「賠償補償については速やかにやっていただかないと。生業がなっていないんです。全
員失業者です」(N町 B町長)
 「生活の故郷であるところに戻っていただくよう、全力をあげて取り組んでいきたい」(東
京電力 清水正孝社長)


 町長らへの謝罪を終え、避難している住民のもとへ向かおうとする清水社長。しかし・・・


 「清水社長、町民に謝らないで帰るのですか?」


 詰め寄ったのは実家がN町だという女性。ただ頭を下げる清水社長。ですが、女性の怒
りは収まりません。


 「ここにもいっぱい浪江の人がいるんですよ。謝らないんですか?」(女性)


 さらに・・・


 「土下座しろよ!清水!」(男性)


 清水社長は激しい住民の怒りに対し、膝をついて謝罪しました。

 この後、清水社長は原発事故の影響で避難生活を送る人たちを訪問しました。ここでは
避難住民たちの悲痛な叫びが・・・


 「収入途絶えた・・・。『仮払金払います』、そんなもの3~4か月でなくなる。その先
のこと考えてくれていますか」


 「頑張って家も建てました。ローンも残ってます。どうしてくれるんですか、これ。こ
れで(一時金が)100万って、あなたたちが一晩で飲んでなくなるような金額もらって、
みんなが納得すると思ってるんですか」(避難している住民)


 住民の具体的な要望に対しても清水社長の答えは・・・


 「誠意をもって対応したい。お話はよく分かりました」(東京電力 清水正孝社長)


 清水社長が繰り返す「わかりました」「誠意を持って」の言葉に、住民からさらなる怒り
が・・・


 「カスタマーセンターのオペレーターの返事と同じ。指針がない」(避難している住民)


 住民の納得を得られないまま、清水社長は避難所を後にしました。


 「期待していなかったが、がっかり」
 「みんなうちに帰りたい」(避難している住民)

 避難住民らへの一刻も早い補償の具体的指針が求められます。(04日17:28)


+++++++++以上、TBSNEWSより+++++++++++

●責任論

 あえて言うなら、大地震も、大津波も、天災だった。
人知の及ばない天災だった。
その天災が引き金となり、福島第一原発の事故は起きた。
けっして事故を容認せよと言っているのではない。
過失もあった。
油断もあった。
先にも書いたように、天災というよりは人災。
その結果として、事故は起きた。

 が、その一方で、使い放題電力を使ってきたのは、私たち。
ぜいたくな生活をしてきたのは、私たち。
少しでも停電になれば、そのつど電力会社に文句を言ってきたのも、私たち。
その私たちに責任がないと、どうして言えるのか。
今は清水社長も、こう言っている。
「生活の故郷であるところに戻っていただくよう、全力をあげて取り組んでいきたい」
と。
その言葉には偽りはないだろう。
だったら、今は、それを信ずるしかない。
応援するしかない。

 が、今のこの日本で、こう発言することは、たいへん勇気がいる。
同じようなことを書いて、袋だたきにあった人は、いくらでもいる。
しかし今大切なことは、みなが力を合わせて、そこにある危機を克服すること。
たがいに責めあって、何が解決するというのか。
へたをすれば、先にも書いたように、第一原発は明日にでも爆発するかもしれない。
もしそうなれば……。

 責任を追及し、法的な補償を求めるのは、そのあと。
そのときは東京電力の責任を、徹底的に追及すればよい。

●命がけの作業

 今、福島第一原発では、まさに命がけの作業がつづいている。
放射線という見えない敵を相手に、作業員の人たちが、懸命に努力している。
作業員といっても、大手ゼネコンの下請け企業の労働者のみなさん。
昨夜も、テレビでそういう人たちを紹介していた。
中に、涙を流しながら、仲間たちと安全を誓いあったという人もいた。
そういう人たちがいるの知るにつけ、ただただ頭がさがる。
本当に、頭がさがる。

 今すぐには影響がなくても、10年先、20年先に、どんな病気になるかわからない。
そういう不安とも、これから先、闘っていかねばならない。
そういう人たちが、今、がんばっている。
今は、そういう人たちを静かに、見守るしかない。

●土下座

 ともかくも、もうやめよう、こんな風習。
悪習。
奇習。

 「土下座しろ!」と叫んだ、被災地のみなさん。
気持ちはよくわかる。
やりようのない怒り。
不安。
孤独。
それに絶望感……。

 が、今、日本中の人たちが、被災地のみなさんと同じ気持ちになって、懸命に
闘っている。
悲しみや苦しみを共有したいと、みな、がんばっている。
相手が土下座したからといって、何も問題は解決しない。
相手に土下座させたからといって、何も問題は解決しない。

土下座する、社長以下、東京電力の役員たち。
それを取り囲み、立って見下す、被災地のみなさん。
それを見ている私たちだって、かえって悲しくなるだけ。
さみしくなるだけ。

 だからもうやめよう、こんな風習。
悪習。
奇習。

……というのが、このエッセーのしめくくり。

繰り返しになるが、だからといって、被災地の人たちを責めているのではない。
やむにやまれず、そういう状況を作ってしまった。
そういう状況を、作らざるをえなかった。
土下座させる被災地の人たちにしても、さぞかしつらかったことだろう。
悲しかったことだろう。

 何とも歯切れの悪い結論になってしまった。
「土下座」について書くつもりだった。
が、話が、原発事故につながったしまったのは、問題が今の今も進行中だから。
どう解決したらよいのか、その糸口さえ、まだ見つかっていない。
不安といえば、不安。
心配といえば、心配。
だから今は、こう書くしかない。

福島第一原発の事故が、一日も早く、収束に向かうことを、心から願っています。
同時に、被災地のみなさんに、一日も早く、平安な日々がやってくることを、
心から願っています、と。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●土下座について

ウィキペディア百科事典(英語版)は、「土下座」について、つぎのように説明する。

In gishiwajinden (魏志倭人伝, the oldest Chinese record of encounters with the
Japanese), as a custom of yamataikoku (邪馬台国, a country in old Japan), it was
mentioned that commoners would, upon meeting noblemen along the road, fall
prostrate on the spot, clapping their hands as in prayer (柏手 read: kashiwade), and
this is believed to be an old Japanese custom.
日本人に関するもっとも古い中国の文献によれば、邪馬台国の習慣として、道路で高貴な
人物に出会ったようなとき、庶民は、その場で、平伏し、拝むように手を合わせた。これ
は日本の古い習慣と理解されている。
The haniwa (埴輪) of the Kofun Period (古墳時代) can be seen prostrating themselves in
dogeza.
古墳時代の埴輪にも、土下座したものが見られる。
In addition, common people performing dogeza in modern times when being
interviewed by higher-ups was normal. In the early modern period, popularly as the
daimyo's procession passed by, it is believed that it was mandatory for the commoners
present to perform dogeza, but that is incorrect.
さらに近代においては、位の高い人と面会するとき、一般庶民は土下座するようになった。
たとえば大名行列が通り過ぎるようなとき、一般庶民は、土下座するように信じられてい
るが、これは正しくない。
In the Japanese social consciousness, the act of sitting on the ground and creating a
scene (dogeza), is an uncommon deference only used when one is deviating greatly from
daily behavior.
日本人の社会的意識においては、土下座をするということは、日常の生活から著しく逸脱
したようなときのみなされる、「ふつうでない服従的な行為」ということになる。
Seen as an etiquette filled with the meaning of "sorry to trouble you", in the Edo period,
by performing dogeza and apologizing to someone, usually the person would have a
tendency to forgive.
江戸時代には、土下座し、だれかに謝罪するときは、「ご迷惑をおかけしました」という意
味での行為として見られた。またふつうその人は、相手をそれで許した。
Even nowadays, as a method of self-protection and apology in which damage to one's
image is neglected, the idea of feeling shame while performing dogeza remains firmly
rooted.
今日においてでさえ、土下座は用いられているが、土下座は個人のイメージを傷つけ、土
下座をすることは、たいへん恥なこととされている。
However, generally people willingly performing dogeza in order to show that they come
from a lower social standing essentially has almost no meaning.
しかしながら自分が下であることを示すために、喜んで土下座をするということもあり、
土下座の社会的意味は、ほとんどなくなりつつある。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●(補記)管総理大臣へ

 先日も国会中継を見ていたら、こんなシーンがあった。
同じ与党(民主党)の議員が、管総理大臣を口汚くののしっていた。
「見通しが甘かったことを、認めたらどうだ!」と。
そんなようなことを言っていた。

 それを評して自民党(野党)の議員は、「民主党は不思議な党だ」と酷評していた。
つまり民主党内部が、すでに分裂している。
分裂しながら、それをみじんも恥じない。

 今、重要なことは、挙国一致態勢で、この「危機」を乗り切ること。
足下どころか、身内でさえバラバラで、どうしてこの危機を乗り切ることができるのか。
へたをすれば、日本がバラバラになってしまう。
今、日本が置かれた状況は、それほどまでにきびしい。
だから今は、一言。

 管総理大臣、どうか、ここはがんばってほしい。
今のこの危機を乗り切る力があるのは、あなたしかいない!

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 
BW はやし浩司 日本の悪習 日本の奇習 土下座論 土下座という悪習 土下座とい
う奇習)


【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

●5月2日(火曜日)

●長電話

+++++++++++++++++++++

昨夜、いとこと、2時間ほど電話で話す。
どのいとことでもそうだが、一度話し始めると、
長電話になってしまう。
短くて、1時間。
長いときは、数時間。

そのいとこ。
漢字では、従兄弟とか、従姉妹とか、書く。
年上であれば、従兄、従姉とか書く。
私はいとこの中でも、最年少に近いから、
「いとこ」というときは、ほとんどが、従兄、従姉と
いうことになる。

家族関係が濃密な家柄で生まれ育ったため、
親戚づきあいも濃密なら、いとこどうしのつきあいも、濃密。

それがよいことなのか。
よくないことなのか。
よい面もあるし、
そうでない面もある。

++++++++++++++++++++++

●人、それぞれ

 人間にも、鳥類に似た「刷り込み」があることがわかってきた。
生後直後から7か月くらいまでの間の期間をいう。
この時期を「敏感期」という。
それについては、すでに何度も書いてきた。
つまりこの時期に、基本的な人間関係が、本能に近い部分にまで刷り込まれる。
私たちがいう「親子関係」は、こうして生まれる。

 その延長線上に、親戚関係があり、いとこ関係がある。
もっとも、それには地域性がある。
親戚関係が濃密な地域もあれば、そうでない地域もある。
同じ地域でも、家庭によってもちがう。
大切なことは、私は私。
人は人。
それぞれがそれぞれの考え方を尊重するということ。
「私が正しい」と思うのは、その人の勝手。
が、だからといって、「相手に向かってまちがっている」と言ってはいけない。

人間関係というのは、そういうもの。

●年長風

 家父長意識ともいう。
私の家系では、ほんの数歳年上というだけで、年長風を吹かす。
ほかの家系では、あまり見られない現象である。
それだけものの考え方が、封建的ということか。

 で、子どものばあい、兄弟、姉妹について、上下関係をもたせないほうがよい。
たとえば「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」という言い方は避ける。
名前で、呼ぶ。
「ケンちゃん」「サトちゃん」と。
そのほうが兄弟、姉妹関係がうまくいく。
のちのち仲のよい兄弟、姉妹になる。

まずいのは、ことあるごとに、「あなたはお兄ちゃんだから……」と、上下関係で
子どもをしばること。
封建的な意識の強い人、権威主義的なものの考え方をする人ほど、そういう言葉を
よく使う。

 人間に上下関係はない。
兄弟、姉妹に上下関係はない。
親子にも、夫婦にも、上下関係はない。

●過去の経歴

 これはいとこの話ではない。
そのいとこの近所に、こんな人(男性、70歳)が住んでいるという。
東京の某一流大学を出たあと、国の出先機関の、副長まで勤めた。
今は、定年で退職し、今は年金生活。

が、その男性は、近所では、だれにも相手にされていない。
敬遠されているというよりは、相手にされていない。
が、当の本人には、それがわからない。
「私は偉い」と思い込んでいる。
話し方からして、そういう話し方をするという。
相手が年下とわかっただけで、話し方の口調まで変化する。
相手を見下した言い方に変化する。

「君ねエ~~」と。

 その男性のことが話題になった。

●死にざま

 人は、死期が近づいてくると、自分の死にざまをいろいろと想像する。
想像するというよりは、死にざまを組み立てる。
派手な葬儀を望む人もいれば、家族だけの密葬を望む人もいる。
名声や地位で飾り立てる人もいれば、人知れず死ぬことを望む人もいる。
私の母などは、いつも口癖のように、こう言っていた。
「葬式だけは、きちんとやってくれよ」と。

 要するに、その人の見栄、メンツ、世間体の問題ということになる。
そのこだわり方によって、死にざまの組み立て方がちがってくる。
で、その男性だが、いとこの話では、いまだに学歴や職歴にこだわっているという。

「ぼくなんか、高校しか出ていないから、いつもバカ扱いだよ」と。
「20年ほど前だったか、こう言われたこともある。
君ねエ、算数の成績は何点だったのかねエ?、とね」と。
いとこは、それを話しながら、笑った。

●運命

 もっともこの先、60%の人は独居老人となり、孤独死を迎えるという。
発見までの平均日数は、6日。

「60%」といえば、ほとんど。
つまり多数派。
だったら、居直る。
それが当たり前という前提で生きる。
派手な葬式など、望むべくもない。
つまりそういう前提で死にざまを組み立てる。
つまりそれが「運命」。
その運命は、すなおに受け入れる。
へたに逆らうと、運命は、キバをむく。
キバをむいて、あなたに襲いかかる。

 だから、いいじゃないの、独居老人。
孤独死。

 そう割り切ってしまえば、未来が見えてくる。
私のばあい、ある年齢がきたら、有料の老人ホームに入る。
すでにその準備を始めた。
心の準備も始めた。

●裸

 ともかくも、退職したら、それまでの肩書、地位は捨てる。
一人の人間に戻る。
戻って、裸になる。

……というのは、常識。
何も私があえてここに書くまでもない。
へたに過去を引きずるから、みなに、嫌われる。
嫌われるだけなら、まだしも、まわりの人たちの心が読めない。

 先の男性も、周囲の人たちからは、「人間のクズ」と呼ばれている。
こんなことがあったという。

 その男性は、ことあるごとに、「先日、知事と会食してね」とか、
「○○大臣とは、10年のつきあいがあってね」とかなど言う。
「今度○○会社、ほら一流企業の○○会社、あの会社がG町にホテルを建設
することになったよ。ぼくに常務はどうかと打診があってね、今、迷っているん
だよ」とも。

 そういう話を聞いていたので、いとこが、たまたま自分の娘の就職先のことで
困っていたときのこと。
その男性に娘のことで相談することにした。
その男性に頼めば、何とかなるだろうと思った。

で、その男性を訪れると、開口一番、その男性は、こう聞いたという。
「で、お嬢さんは、どこの大学ですかア?
一流大学でないと、ぼくも紹介しづらいのだヨ」と。

 いとこは私にこう言った。
「一流大学だったら、就職先で苦労などしないよ。
一流大学でないから、何とかしてほしいと、相談に行ったんだよ」と。

●悪口

 ある賢人は、こう言った。
「人の悪口ほど、楽しいものはない」と。
たしかにそれはそうで、そのいとこと話していると、ポンポンと話がはずむ。
「あいつは少しボケたね」
「あの人もあぶないと」
「あいつは、同じ話を何度もするよ」と。
それが楽しい。

い「ぼくたちも、あと10年かなあ」
私「うん……。でも、ぼくはそういうことは考えないようにしている」
い「そうだよね。年齢なんて、関係ないよね」
私「そうだよ。明日のために、今日、準備する。明日が最後とわかっていても、
準備する」
い「そうだよなあ」
私「明日は、かならずやってくる。そうだろ?」
い「そうだね」と。

 ほかにもいろいろな話をした。
たいていは知人の健康や、仕事、さらには息子や娘のこと。
その中で、こんな話も出た。

●離婚

 いとこは、こう言った。
「そう言えば、浩司くん(=私)、浩司君が離婚するかもしれないという話を聞いたよ」と。

私「だれから?」
い「あのxxさんだよ」
私「ああ、あいつね。あの人はいつもぼくのホームページをのぞいている」
い「離婚するのか?」
私「ハハハ、離婚騒動は、日常茶飯事だからね。
夫婦喧嘩になると、いつもその話をする」
い「それならいいけど……」と。

 私自身も、ほかのいとこたちの間では、結構、陰口の対象になっているらしい。

私「じゃあさあ、今度xxさんと何か話す機会があったら、こう言っておいてよ。
あの浩司君は、この6月に離婚すると言っていたよとね。
きっとxxさん、喜ぶよ」
い「ハハハ……」
私「ハハハ……」と。

 いとこが60数名もいると、いろいろないとこがいる。
みながみな、私に好意的とはいうわけではない。
中には、用もないのに、(さぐりの電話)をかけてきては、私の家の内情を知りたがる
のもいる。
イヤ~ナいとこ!

 が、それも人生。
言いたいように言わせておけばよい。
したいようにさせておけばよい。
つまり、相手にしない。

 とはいえ、同年齢のいとこたちとは、みな、仲がよい。
みな、同じような人生を歩んできた。
同じような苦労をしてきた。
生きてきた舞台は同じ。
で、今は、そのしめくくりのとき。

私「ボケるのだけは、いやだなア」
い「ぼくもいやだなア」
私「最近、ヒヤッとすることが多いよ」
い「ぼくも、そうだな」と。

 ……ということで、この話はここまで。
今朝の私の精神状態は、あまりよくないようだ。
何かにつけ、どこか愚痴ぽい。
平和や愛の話を書きたい。
おだやかで、呼んだ人が安らぐような話を書きたい。

 つぎはそうする。

 では、みなさん、おはようございます。
今日も、始まりました。


Hiroshi Hayashi+++++++MAY 2011++++++はやし浩司・林浩司


***********以上、2011年05月03日まで************

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