Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Friday, February 08, 2008

*Young Old Men's Blues *Privatizing of Japan Postal Office

●初老ブルース(Young Old Men‘s Blues)

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何もかも、先細り。
仕事はもちろん、体力、健康も。みんな、先細り。
60歳を超えると、とたんに、そこに、70歳の天井が見えてくる。
80歳の天井が見えてくる。

何とか、70歳まではがんばれそう。
しかしその先のことは、わからない。
「それまでの蓄(たくわ)えで、何とかなる」とワイフは言う。
が、そんな蓄えで、どうやって10年を生きられるのか。
蓄えがなくなったら、死ぬときなのか。

が、ここは明るく前向きに生きよう。
ハハハと、笑って過ごそう。
したいことをして、おいしいものを食べて、明日のことは考えない。
今、できることを懸命にする。
結果は、あとからついてくる……。

しかしいくら自分にそう言って聞かせても、そこには乾いた風。
ふと振り返ってみると、そこでヒューヒューとほこりを巻きあげている。
「オ~イ!」といくら叫んでも、返ってくるこだまは、むなしい。
「そんなことをして、何になる?」と。

釈迦は、こういうとき、こう言った。

「明日のないことを嘆くな。
今まで生きてきたことを喜べ、感謝せよ」(説話)と。

そう、何がどうであれ、また年齢がどうであれ、
私はともかくも今、ここにいて、生きている。
先はどうであれ、私は今は、健康だ。
食事もおいしい。
家族もいる。
それ以上に、私は何を望むことができるのか。

「これから先、どうする?」とワイフに聞く。
そのたびに、ワイフは、こう言う。
「何とか、なるわよ」と。

そう、何とか、なる。
世の中というのはそういうもの。
やがて雲が風になびくように、
やがて水が低いところを求めて流れていくように、
ものごとは、何とか、なる。

恐らく、私がこの世を去るときも、そうだろう。

あせってみたところで、どうにもなるものではない。
先のことを心配したところで、どうにもなるものではない。

……とまあ、今朝も、自分にそう言い聞かせながら、床から出た。
気分はあまりよくないが、ともかくも、みなさん、
おはようございます。

今日も、がんばります。
がんばるしかないですね。

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●10万件!(10 thousands of readers)

ざっと、つまりドンブリ勘定で計算してみた。
私のHPへのアクセス数が、1日あたり、合計で、1000件を超えている。
マガジンは、週3回発行している。読者数の合計が、3000人。
ほかにBLOGへのアクセス数が、1日あたり、合計で、約1000件。

こうして計算してみると、私、(はやし浩司)へのアクセス数は、1か月、10万件以上ということになる。

10万件、だぞ!

「10万件!」と驚いてみたり、「10万件ねえ」と思ってみたりする。
書籍の世界で、1か月に10万部も売れれば、たいへんなこと。
しかしこの世界では、その実感は、ほとんど、ない。
[10万件のアクセスがある]というだけで。それ以上の意味はない。
仕事や収入に結びつくということもない。
「10万」といっても、ただの数字。

インターネットの世界は、ほんとうに、奇妙な世界だ。


Hiroshi Hayashi++++++++FEB.08++++++++++はやし浩司

●心境の変化(See unseeable stars)

私は、「今」の世界に、期待はしていない。
「今」という世界に、失望しつつある。
何度も裏切られた。

だから私の目は、当然のことながら、未来に向かい始めている。

たとえば昨日も、撮りためたきた写真を、ビデオ化した。
それをYOU TUBEを使って、世界に向かって配信した。

しかしビデオの最後を、私は、こうしめくくった。

「メイ、セイジ、いつか日本へ、おいでよ」と。

メイはまだ1歳。セイジはまだ5歳。
2人の孫たちが、ひとりで日本へ来られるようになるのは、10年先?
しかし私はその10年先に向かって、メッセージを残す。

いつかメイやセイジが、YOU TUBEで、自分の名前を検索するときがやってくる。
そのとき、メイやセイジは、私が書いたメッセージを読む。

これは一例だが、私のものの考え方は、総じてみれば、その方向に向かって進んでいる。
「今」は、もう、どうでもよくなってしまった。

50年後でも、100年後でもよい。
そのとき、たった1人でも、私が書いた文章を読んでくれれば、それでよい。
そのためには、どうすればよいか。
そんなふうに考えることが、多くなった。


Hiroshi Hayashi++++++++Feb 08++++++++++はやし浩司

●郵便局(Privatizing of Japan Postal Office)

What has been changed after the privatizing of the postal office of Japan? As far as we know at the local office, nothing has been changed.)

郵便局は郵便局。
実際には、従来の郵便局は、(郵便局)(ゆうちょ銀行)(かんぽ生命保険)(郵便事業)の4事業体に分割された。
それを統括するのが、「日本郵政」。

……ということで、最近、郵便局へ足を運ぶたびに、どこがどう変わったか、それに関心がある。
が、実際には、従来のまま(?)。
「やや親切になったかな?」と感ずる部分はあるにはある。
つい先日も、小包をしばるヒモはありませんか?」と声をかけると、局員の人が、奥の方から、わざわざヒモをさがしてもってきてくれた(08年2月)。

では、何のための分割だったのか?

言うまでもなく、(ゆうちょ銀行)と(かんぽ生命保険)がもつ、300兆円とも言われる金融資産、である。
これらの金融資産は、従来は、主に「官」、もしくは「公」に投資されていた。
官僚や役人たちによって、言いように使われていた。
「財投」の名のもと、公団公社の資金源にもなっていた。
当然、その先で、天下り先を形成していた。

その300兆円とも言われる金融資産を、民間に回す。
それが郵政事業の民営化の最大目標である。……あった。
つまり郵便局にせよ、郵便事業にせよ、私たち庶民と直接、接する窓口は、もともとどうでもよかった?

で、2007年10月1日以来、つまり郵政民営化会社が誕生してから、何がどう変わったか?
が、おかしなことに、そのリンカクが、いまだに見えてこない。
聞くところによると、民間に投資するといっても、現在のように、ちまたに資金がジャブジャブの状態では、その投資先を見つけることすら、むずかしいらしい。

その上さらに、株に投資するといっても、それだけの人材が、まだそろっていない。
それまでは、資金は、そのまま財務省(大蔵省)に回していればよかった。

さらに中央と地方の関係もある。
これだけ地方の財政がひっぱくしてくると、公共事業様々(さまさま)ということになる。
今までは、財投が、その公共事業を支えていた。

……となると、300兆円という資金の使い道は、おのずと決まってくる。

私の近所では、昨夜も遅くまで、道路の側溝工事をしていた。
が、まさにムダな工事。工事のための工事。
近く、デジカメで、「before」と「after」を紹介するつもりでいるが、こうしたムダな工事が、今の今も、全国津々浦々でなされている。

もう少し様子を見てみたいが、今のところ、私の結論は、こうだ。
何のための郵政民営化だったのか?
あるいは郵政民営化そのものが、すでに骨抜きにされてしまっている?