Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Friday, October 03, 2008

*Essays on Oct. 5th

● 「患者」の「患」

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小林朝夫氏の、「本当は怖ろしい漢字」(彩図社)
によれば、「患者」と書くときに使う「患」という文字は、
もともとは「串刺しにした心臓」を意味するのだそうだ。
心臓を串刺し、だぞ!
ゾーッ!
その漢字を使って、病院で治療する人を、「患者」という。

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「串」と「心」で、「患」。
説得力は、じゅうぶんある。
しかしでは、どうして病院で治療を受ける人のことを、「患者」というのか。
あるいは昔の医者は、患者の心臓をえぐり出して、それを串刺しにしていた
とでもいうのか。
そんなことはありえないが、よくよく考えてみれば、おかしなことだ。

もっとも漢字の起源については、その起源がはっきりしているものもあるが、
大半は、当然のことながら、諸説が氾濫していて、定説はない。
あとからだれかがこじつけたのではないかと思われるのも、少なくない。
たとえば「金」という漢字にしても、「山」(▲)を縦や横に掘り進んでいったら、
そこで金が見つかった」というのが通説になっている。
「金」の下、左右にある「チョンチョン」は、光る「金」を意味するのだそうだ。

本当かな?

さらに「親」という漢字についても、「立っている木のそばで、隠れて、子どもを
見守っている人」という意味だそうだ。
「子を思う、親心を表したもの」と。

本当かな?

私もかつて子ども向けの漢字の起源についての本の編集を手伝ったことがあるので、
このあたりのことついては、かなり詳しい。

ということで、「患」という漢字にしても、小林朝夫氏の意見は、にわかに信じがたい。
私なら、こう解釈する。
「医師と看護士が、心を串で通したように一つにして、治療にあたるから、
病気の人のことを患者という」と。

もちろんこれは、私の(こじつけ)である。
つまりそういうふうに、いくらでも、解釈をこじつけることができる。

……とまあ、批判してしまったが、楽しい本であることには、ちがいない。
1ページ読むごとに、頭の中で火花がバチバチと飛ぶのを感じる。
脳みそには、よい刺激になった。


●日韓経済戦争(冬の陣)

韓国の「9月危機」は、無事過ぎた?
とんでもない!
9月30日の朝、韓国政府は早朝から、経済緊急会議を開いて、対策を
ねっていた。
その少し前から、猛烈なドル売り、ウォン買いの為替介入を繰りかえしていた。
が、その効果も、数日はつづかなかった。
昨日(9月4日)は、再び、1ドル=1240ウォン前後にまで、ウォンは下落。
これで年末には、借金(=短期外債)が、貯金(=保有外貨)を超えるのが確実に
なってきた。
それを見越しての、ウォン安である。

無理にがんばればがんばるほど、傷は深くなる。
アメリカのサブプライム問題に、例をみるまでもない。


●米朝関係

ノ前大統領の対北政策が、完全なミステイクであったのと同じように、それに
同調したC・ヒル国務次官補の対北政策は、完全なミステイクであった。

本来なら静かに崩壊させるべき国が、C・ヒル国務次官補の登場で、息を吹き返して
しまった。

で、昨日(4日)、C・ヒル国務次官補が、3度目の訪朝から帰国した。
今日あたりは韓国にいるはず。
「K国側から招待があったから、訪朝した」ということだが、成果などもとから
あるはずもない。
あのC・ヒル国務次官補は、何度だまされたら、気がつくのだろう?


●10月5日

昨夜遅く、山荘にやってきた。
今は、10月6日、午前7時。
私にしては、遅い起床である。

窓をあけると、秋の冷気が、サーッと部屋の中にはいってきた。
すぐ衣服を着る。
つづいて自宅に電話。
留守番電話に伝言が入っているかどうかを確かめる。

母に万が一のことがあったら、センターから連絡が
入るようになっている。
「伝言はありません」というメッセージを聞いて、ほっと安心する。
ここ2~3か月、気の抜ける日がなかった。
心の隅では、いつも小さな不安が、ザワザワしている。

とりあえず、今日一日は、だいじょうぶなようだ。


●映画『アイアンマン』

昨夜、深夜劇場に足を運んだ。
『アイアンマン』を見た。
「娯楽映画としては、最高」と、ワイフは評価しているが、私の評価は、
星3つの、★★★。

「あれなら、スーパーマンのほうがいい」というのが、私の感想。
少し前に見た、『ハンコック』、あるいは『ダークナイト(バットマン)』の兄弟作。
そんな印象をもった。

ところでワイフの友人夫婦も洋画をよく見るという。
年齢は私たちと、ほぼ同じ。
が、見る映画が、私たちとは、少しちがう。
『カサブランカ』とか『駅馬車』とか、そういう映画らしい。
市の図書館へ行くと、そういうビデオを無料で貸してくれるという。

「カサブランカ……ねえ。駅馬車……ねえ。今の若い人は、
名前すら知らないだろうね」と。

ワ「私は、新しい映画のほうがいいわ」
私「ぼくも、そう」
ワ「それにしても、最近の映像技術は、すごいわね」
私「ホント」と。

つぎに見たい映画は、『イーグル・アイ』と『007』。
楽しみだ。