Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Monday, November 24, 2008

*Tattlers

●ショック!

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昨日、高校2年の数学の問題が、できなかった。
数2Aの問題である。

簡単な確率の問題だった。
ショックだった。
今日、書店で、もう一度数学の参考書を買い求
め、勉強しなおすことにした。

生徒には、「ごめんね」とだけ謝ったが、実に
情けない話。

実のところ、私は高校生には英語は教えて
きたが、数学は、ここ25年以上、教えていない。
しかし……。

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【問】
コインを投げて、4回、表が出たら、そこでコインを投げるのをやめる。
6回目にコインを投げるのをやめる確率は、何分の1か。

最初は、「何だ、こんな簡単な問題」と内心では思った。
5回までに3回表が出る確率を求め、それに2分の1をかければよい。
ところが、ここで頭の中が混乱してしまった。

1回ずつコインを投げなくても、5個のコインを同時に投げて、3個が表になる確率
を求めればよいのでは、と考えてしまった。
そこで計算してみると、……答が合わない!

1回ずつコインを5回投げるのと、5個のコインを同時に投げるのとでは、
どこがどうちがうのか?
考えているうちに頭の中がモヤモヤしてきた。
わからなくなってしまった。

私の脳みそについて、かなり老化が進んでいるのがわかる。
こんな程度の問題なら、公式を使わなくても、常識としてできるはず。
悔しさだけが残った。

見ると、その生徒(女子)も、目に涙を浮かべているではないか。
私が「ごめんね」と言うと、その生徒も、「私も悔しい」と。

で、今日から数学の勉強のしなおし。
空き時間に近くの書店で参考書を1冊、買ってくる。


Hiroshi Hayashi+++++++++++はやし浩司

●「もます」

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この世界には「もます」という言葉があるそうだ。
それぞれの間で告げ口を繰り返し、たがいの間の
もめごとを増幅させる。

知らなかった。

あとでワイフに聞くと、「女性特有の言葉じゃないかしら」
とのこと。

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「あのAさんが、あなたのことを、こう言っていましたよ」とか何とか言って、
あなたに告げ口をする。
それを聞いて、あなたは怒る。
Aさんのことを、悪く思うようになる。

一方、そのAさんに対しては、逆の告げ口をする。
つまりこうしてたがいの(もめごと)を増幅する。

「もます」というのは、「もめごとを増す」という意味か?
ついでながら広辞苑で調べてみたが、「もます」という言葉は見当たらなかった。

フ~~ン。

で、私も最近、その(もます)を経験した。
もます人は、実に言葉巧みに、相手の心を誘導する。
何かの世間話をしながら、その間に、チョンチョンと、告げ口を混ぜる。
言われた方(=私)は、そのときはそのまま聞き流すが、しばらくすると、ムラムラと
怒りが湧いてくる。

「あのAが、そんなことを言っていたのか!」と。

しかしそれこそ、その人の術にはまったことになる。
で、そのことをある人(女性)に話したら、その人がこう教えてくれた。
「先生は、もまされたのね」と。

私「何ですか、もまされた、というのは?」
女「あら、『もます』という言葉を知らないのですか?」
私「知りません。はじめて聞きました」
女「先生は、きっと、いい世界だけで生きてきたのですね」
私「ハア~~~?」と。

女性の職場などでは、この(もます)が、日常的に行き交(か)っているという。
そのため職場を追われた女性も、多いとか。

私も基本的には告げ口は嫌い。
生徒が何かのことで告げ口をしてきても、すかさず追い払うようにしている。
しかしその告げ口をうまく利用して、人間関係を破壊するのを楽しんでいる人もいる。
気をつけよう!