Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Sunday, February 24, 2008

*Let's fight against getting old!

●老後(+老化)との闘い
(Young Old men should fight against getting old.)

晩年の母は、毎日、仏壇の仏具ばかり、磨いていた。
私はそれを見るたびに、「老後は、そうであってはいけない」と、
いつも、そう思っていた。

母には、母の思いというものがある。それはわかる。
そういう行為がまちがっているというのではない。
しかし同時に、人は、歳をとればとるほど、新しい
記憶を忘れてしまうものらしい。
忘れるというよりは、消えてしまう?

たとえば今、母の記憶の中には、私の父と結婚してからのものは、
ほとんど、ない。
見舞いに行くたびに、「家へ帰る」という。
母にとって、「家」というのは、自分が生まれ育った、K村にある
実家をいう。

そういう母の姿は、そのまま、私の未来像でもある。
私もそうなる。あなたもそうなる。私のワイフもそうなる。
例外はない。

そこでひとつの試みとして、新しい記憶を、古い記憶に負けないほど、
強烈に、自分の脳みそに焼きつけてみるというのは、どうだろうか。

その方法のひとつとして、新しい記憶を、繰りかえし呼び戻す。

たとえばアルバムを繰りかえし見る。
くりかえし見るというのがたいへんなら、スライド化して、パソコン上で
いつでも見られるようにしておく。

そうすれば、ちょうど母が仏壇の仏具をみがいていたように、
自分のアルバムを見ることができる。
見ることによって、最近の記憶を、呼び戻すことができる。

これはまさに、脳の老化との闘いといってもよい。
自分の脳みそを、けっして、腐らせてはいけない。
いつも新しい情報に触れ、刺激を与える。
どこまでできるか、実のところ、私にも自信はない。
自信はないが、しかしやるしかない!

……そういう点でも、パソコン+インターネットというのは、役に立ちそう。
おおいに活用して、老後を、心豊かに送りたい。