Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Saturday, February 23, 2008

*Who killed his wife?

●今朝・あれこれ(2月24日)
Who killed his wife? We are very much interested in the MK’ case.

The American investigation authorities arrested MK for the murder suspicion. His suspicion has been proved innocent in the Japanese court but why now? According to today’s morning newspaper he was arrested because the investigation authorities have found a new proof about his case.

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昨日は、「子育てはじめの一歩」(PHP版)を、
そのままホームページにUPLOADした。

生協ルートで販売した本なので、書店には並ばなかった。
で、発刊日付を見ると、1995年となっていた。

ちょうど13年前に出した本ということになる。
「長いようで、短かった」「短いようで、長かった」。
私にとっての、「13年」というのは、そういう
年月である。

第1章と第2章を、とりあえず、公開した。
それでも作業が終わるのに、3時間ほどかかった。

一度、スキャナーで1頁ごと、スキャンする。
それをFrickrにUPLOADする。
登録画像から、埋め込みようのアドレスを取得して、
1頁ずつ、HPに張りつける。

直接HPに載せるという方法もあるが、画像の質が
悪くなる。
HPに負担がかかりすぎる。……ということで、
私は、この方法を使っている。

興味のある人は、(はやし浩司のHP)→(ここが
子育て最前線)→(子育て、はじめの一歩)を
のぞいてみてほしい。

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●ロス疑惑(Who killed his wife in L.A.?)

 今朝の新聞に、MKという男性が、アメリカのサイパン島で身柄を拘束されたという記事が載っていた。MKといえば、あの「ロス疑惑」の主人公である。当時私たちは、毎日、テレビのワイドショーに釘づけになった。

 が、ロス疑惑については、無罪。最高裁でも、無罪が確定している。無罪ということは、無罪。事件そのものがなかったということになる。だからここでも、本来なら、MK氏と、「氏」をつけて書かねばならない。しかしどうも、すっきりしない?

 話は変わるが、「思考回路」という言葉がある。大脳生理学の本などには、「思考プロセス」と書いてあることが多い。それぞれの人は、みな、それぞれちがった思考回路をもっている。

 たとえば私のような(もの書き)は、何か問題が起きると、それを文章にして解決しようとする。(問題)と(ものを書くこと)を、直接的に結びつける。

 一方、たとえば暴力団の男は、(たぶん?)、何か問題が起きると、それを暴力によって解決しようとする。(問題)と(暴力)を、直接的に結びつける。

 これが思考回路である。

 そこで私の頭の中をさがしてみる。さがしてみるが、どこをどうさがしても、(殺人)という思考回路はないことがわかる。今までにも、心底、憎く思った人は、何人かいた。が、そういうときでも、「死ねばいい」とは思ったが、「殺してやる」とまでは、思わなかった。

 さらに「殺してやる」と思うことと、それを実行に移すということの間には、距離がある。その距離がある間は、人は、殺人など、しない。つまり殺人を実際に実行する人というのは、そういう点で、ふつうの人とは、かなりちがう人と見てよい。どこがどうちがうかということは、私にもよくわからないが、ともかくも、ちがう。

 だからといって、MKという男性が、どうこうというのではない。繰りかえすが、MKという男性は、無罪である。無罪であるということは、事件そのものが、なかった。そういう前提で、考える。しかしこと、思考回路ということになると、MKという男性は、ふつうの人とは、少しちがった思考回路をもっていると考えたほうがよい。

 事実、妻殴打事件では、有罪になり(※)、6年の刑に服している。その事件では、1人の女優と共謀して、妻を殺害しようとしたという。ロス疑惑は、その殴打事件の延長線上に浮かんできた。「延長線上」というよりは、ロス疑惑を追及していたら、殴打事件も出てきたというほうが、正しい。

 さて、どうなるか? 明日あたりから、再びテレビのワイドショーは、にぎやかになることだろう。新聞の報道によれば、「新証拠が出てきたから、身柄拘束に踏み切った」(中日新聞2・24)とある。新証拠とは何か? 

 ヤフー・ニュースは、つぎのように伝える(2月24日)。

「アメリカ・ロサンゼルス市で1981年に起きた妻銃撃事件で、同市警に殺人容疑などで逮捕されたMK容疑者(60)について、アメリカ捜査当局が日本の捜査当局に『新証拠が見つかった』と説明していたことが24日、分かった。
 日本では2003年に無罪が確定したが、ロス市警は地道に捜査を継続。新たな証拠で一気に進展し、逮捕に至ったとみられる。
 MK容疑者の逮捕は23日夜、米紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)が報道し、その後、市警も正式発表した。
 日本の捜査当局が説明を求めた際、アメリカ当局側は、逮捕理由について、新証拠が見つかったことを明らかにしたという。
 MK容疑者は22日午後、サイパン島の空港で逮捕された。ロス市警の未解決事件担当班が同容疑者のサイパン入りの情報を入手、サイパンとグアムの地元当局と共同で捜査していたとされる」と。

(※注)60年5月元女優がKさん(妻)殺人未遂事件への関与を公表、元女優とともに同年9月、Kさん殴打事件の容疑者として逮捕される。

62年8月Kさん殴打事件に関して、東京地裁により懲役6年の実刑判決が下る。のち同事件に関して東京高裁より再び懲役6年の実刑判決が下る。MKという男性は、現在、その服役を終えている。