Education in Front-Line and Essays by Hiroshi Hayashi (はやし浩司)

(Mr.) Hiroshi Hayashi, a professional writer who has written more than 30 his own books on Education, Chinese Medical science and Religion in Japan. My web-site is: http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ Please don't hesitate to visit my web-site, which is always welcome!!

Tuesday, July 31, 2012

(3)イースター島の謎byはやし浩司

【謎のイースター島】

●V3までのダイジェスト版(ガイド版)です。
まず、このビデオをご覧ください。
内容をより深く理解していただけます。



●形状の秘密

 この図は、UFO」ではない。
グーグルアースの写真を、そのまま転載したもの。
が、このタイプのUFOは、世界各地で目撃されている。

P1000553
(UFOに見えるイースター島)

 で、これが、イースター島。
ほぼ左右対称の形をしている。
そこでそれを確かめるため、つぎの作業をしてみた。
まずつぎの地図(ウィキペディア百科事典)をコピーする。

img624
(イースター島の地図、印刷の関係で、左へ90度回転してある。)

 左下(写真では、真下の赤部分)の円形の火山を、A火山とする。
右下の円形の火山を、B火山とする。
これらA火山の左端、B火山の右端を、そろえて、そこで2つに折ってみる。
それをわかりやすくするため、図の中の両端の先端部に、赤いシールを張っておいた。

 すると不思議なことに、イースター島は、きれいに2つに分けらることがわかった。
しかも折り目の先端部(青いシール)は、同時にイースター島の最先端部の位置と、一致する。
2辺の斜辺の長さを測るまでもなく、イースター島は、「正確な二等辺三角形」になっている!(はやし浩司説)

img625
(2つに折り、折り目にラインを入れてみた)

 そこで寸法を正確に測定してみる。
その測定した結果が、つぎの図である。
実際の距離は、グーグルアースを使えば、センチ単位まで正確に測定することができる。
が、ここでは簡単に、プリントアウトした図の上で、測定してみる。

img626
(測定結果を入れた、イースター島)

●直角二等辺三角形

 が、これに驚いていてはいけない。

 イースター島は、左右に対称な島である。
A火山(火山と言っても、この10万年近くは活動していない)と、B火山の端をよく見てほしい。
ちょうど、子どものへそのように、小さく飛び出た部分がある。
今回は、この(飛び出た部分)を測定の基準とした。

 その(へそ部)と頂点にあたる(北端部)をつないでみた。
そしてできた形は、直角二等辺三角形。
(地図上では、92~3度になっている。)

イースター島とピラミッド
(これを直角二等辺三角形と言わずして、何という?)

 今まで、こうした視点で、イースター島を見た学者がひとりもいないというのも、驚くべきことと言ってよい。
言うまでもなく、この(事実)を発見したのは、私、はやし浩司である。
(オホン!)

●実測値

 グールルアースの機能を使い、長さを実測してみた。

北端→西端……15927メートル(1)
西端→東端……23565メートル(2)
東端→北端……16574メートル(3)

 (1)と(3)の値は同じはずだが、ここでは、北端部を三角形の頂点とした。
そのため、値が少しずれている。

 これで計算してみると……
(手元に、タンジェントを計算する計算機がないので……。)

(1)15927の2乗=253669329
(2)23565の2乗=555309225
(3)16574の2乗=274697476

 ここで(1)+(2)=(3)になれば、三平方の定理により、頂点は直角ということになる。
(もちろん有効数字の問題もあるので、こまかい数字には意味はないが……。)

(1)+(2)=528366805

 正確に直角ではないが、やはり「ほぼ直角」という数値が出てきた。
「イースター島は、直角二等辺三角形の島である」と、断言してよい数値である。

●ダメ押し

 ここまで書いても、まだ懐疑的な人がいるかもしれない。
「はやしの言っていることは、こじつけに過ぎない!」と。

が、つぎの事実を知ったら、あなたも、驚愕せずには、おれないだろう。
百聞は一見に如かずともいう。
2枚の写真を見比べてみてほしい。

イースター島とピラミッド
(イースター島の地図)

5
(エジプトのピラミッド)

ピラミッドとの比較
(イースター島とピラミッドの比較)

 そこでラフな計算だが、イースター島の(高さ)を(底辺の長さ)で割ってみる。
(1)0・4685という数字が出てきた(注:もともとの数字が、不正確)。
(13・4÷28・6=0・4685)

 エジプトのピラミッドのうち、最大のものであるクフ王のピラミッドは、『ピラミッド建築の頂点とされ、最大規模を誇る。現在高さ138.74m(もとの高さ146.59m)、底辺:230.37m』(ウィキペディア百科事典)と。

 このクフ王のピラミッドの(もとの高さ)を(底辺の長さ)で割ってみる。
(2)0・6363という数字が出てきた(146・59÷230・37にて計算)。

 「0・47」と「0・63」。
最初に測ったイースター島の寸法が、この図でもわかるように、大ざっぱなものである。
それを考慮に入れても、値がちがいすぎる。
しかし見た感じ、イースター島の形とピラミッドの形は似ている。
なぜか。

 理由は簡単。
 ピラミッドは、真正面からではなく、斜め方向から見ている。
そのため坂がなだらかに見える。

 私たちはピラミッドというと、真正面から見た三角形のピラミッドを想像する。
が、真正面ではなく、45度、ななめの方向から見たら、どうなるか。
ピラミッドの縦線が一本入るため、そのほうが、縦線が垂直であることから、ピラミッドの大きさを正確に見ることができる。

img629
(ピラミッドを斜め45度の角度から見ると、どうなるか? それを示したのがこの図。この図でもわかるように、イースター島と、ピラミッドは、形の上において、区別がつかないほど、よく似ている。)

 この角度で遠方から見ると、底辺の長さは、325・79(146・56x1/4142=325・79)メートルとなる。

 この数字で、高さ146・56メートルを割ると、
146・56÷325・79=0・44990……という数字が出てくる。

「0・47」(イースター島)と、「0・45」(ピラミッド)!

(念には念を入れ、イースター島の実測値で計算してみる。
グーグルアースを使い、高さ(11198メートル)を、底辺(23551メートル)で割ってみる。
その値は、11198÷23551=0・4754=0・48。)

 つまりイースター島の形は、エジプトのピラミッドを45度、斜め方向から見た形と、同じということになる!(はやし浩司説)

●イースター島は人工島?

 こうしたイースター島ができた理由として、2つのことが考えられる。

(1)きわめて偶然に、このような形の島ができた。
(2)もとはある程度三角形の島だったが、整地(削ったり)したりして、現在の形になった。
(当然、その後、波によって浸食され、形は多少、変わった。)

 あなたはどちらを信ずるか?
多くの人は、こう言うだろう。
「バカな! 偶然に決まっている!」と。
もしあなたが、懐疑派なら、もう少し先まで読んでみてほしい。

●モアイの謎

 ナスカ(大十字架の交点)からイースター島(トロバカ山の山頂)まで、一本の直線を引いてみた。
この直線は、その先で、エジプトの3大ピラミッド(以下、ギザと表示)につながっている。
つまりイースター島とナスカ、それにギザは、一本の真直線でつながっている。

 それはさておき、イースター島の中にその直線を走らせてみた。
ところが、である。
その直線とぴったりと重なるモアイ像があることがわかった。
しかもトロバカ山の山頂から見て、まさにナスカの方向に、である。

Catete Anakona(カテテ・アナコナ)湾の波打ち際にある、「Nau Nau(ナウナウ)」というモアイ像が、それである。

(なおこの直線は、ナスカの大十字架と、イースター島のトロバカ山(507メートル)の頂上を結んだ直線である。
日本人の私たちには、「トロ・バカ」とは、きわめて辛らつな名前に聞こえる。
これは余談だが、それだけに一度聞いたら、この名前は忘れない。)

P1000625
(黄色の線は、イースター島のトロバカ山の山頂と、ナスカの大十字架を結んだ線)

P1000627
(白い部分は、砂浜。黄色の線の下に、点々とモアイが見えるのがわかる。これがナウナウ・モアイである。)

P1000629

P1000628
(グーグル・アース上で、ナウナウ・モアイをさがしてみた。)

4513748
(モアイ、「ナウ・ナウ」の写真。従来、モアイの顔が、方向を示していると考えられていたが、顔の方向ではなく、「並び方」である。並び方が、方向を示している。またそう考えると、モアイ像の謎が解ける。はやし浩司説)

●重大な発見

 かねてから、モアイ像は、「どこかの方向を示している」と考えられている。
しかしその謎を解いた人はいない。

 それもそのはず、モアイ像そのものが「方向」を示しているのではなく、その並び方が、方向を示している。(はやし浩司説)
このことは、空港の誘導灯を思い出してみれば、容易に理解できるはず。
まただからこそ、モアイ像は、何体も、並んで立っているということになる。
(はやし浩司説)

 この一例だけで、そういう仮説を立てることは危険なことである。
それはわかっているが、解けない謎なら、思い切って発想を変えてみる。
ときには、そういう冒険も必要である。

 ただとても残念なことに、前にも書いたように、日本のどこかの建設会社が、倒れていたモアイ像を、重機を使い、立てなおしてしまった。
日本の、だぞ!
お馬鹿というか、お節介というか!
専門の考古学者が、その場で立ち会ったのか?
どうしてナスカ平原を、ユンボで整地するような愚かなことをしてしまったのか?
イースター島の山の名前は、「トロ・バカ山」。
今となっては、仮に正確に立てられたとしても、学問的な信頼性は、ゼロということになる。

 が、あきらめてはいけない。
ほかにも台座が残っているところがある。

●台座

 そこでグーグルアースを使い、台座を探してみる。
わかりやすくするため、イースター島の北端にある付近の台座を探してみる。
台座なら、こうした上空からでも、探しやすい。

P1000630
(イースター島の北端、やや東よりのあたり。)

P1000631
(方向がわかりやすい台座。現在は、遺跡としてでしか、残っていないようだ。)

P1000632
(その台座の示す方向を、右方向(東方向)に延長してみる。方向は、機首角を見ながら決めるので、きわめて正確に知ることができる。)

P1000633
(直線を延長し、やってきたのが、このあたり。)

P1000634
(今度は、別の台座を探し、左方向(西方向)に延長してみることにする。方向がしっかりと把握できる台座を選んだ。この台座も廃墟となっているよう。)

P1000635

P1000637

P1000638

 これらの方向の先に、何があるのか、今の時点ではよくわからない。
古代文明といっても、各地に散らばっている。
廃墟となり、さらに形すらも残っていないところもある。
あえて言えば、中国の長江方面を指しているのが、わかる。

●イースター島の謎

 このようにイースター島の謎は、底なしに深い。
が、その「謎」も、視点を地上ではなく、空中に置いてみると、氷解する。
空中を自由に飛び回る人の視点で見ると、よくわかる。
イースター島は、遠く、宇宙の果てからやってきた人たちが、最初に降り立った島である?
つまり標識?
自分たちの乗り物の形に合わせて作った標識?

 その標識には、さらにそれぞれの位置を示す標識を並べた?
それがモアイ像?

 ならば現代の人間が使うようなナビゲート・システムを使わなかったかと、疑問に思う人もいるかもしれない。
しかし彼らは、もっと手っ取り早い方法を選んだ。
ちょうど登山家が、自分たちの歩いた道に石を積むように、あちこちに石を積んだ?
どういう人たちで、どういう技術をもった人たちかは、わからない。
しかしこと、土木工事に関しては、きわめて高度な技術をもった人たちである?
そこらの衛星をくりぬいて、自分たちの住居とすることくらいなら、朝飯前?
そんな人たちである?

 もちろんここに書いたことは、SF小説レベルの話。
しかし「謎だ」「謎だ」と、無理な説明をこじつけるのも、そろそろ限界に来ているのではないか。

 でないというのなら、なぜ(イースター島)と(ナスカの地上絵)、さらに(エジプトの三大ピラミッド)が、真一直線に並んでいるのか。
(その先では、アンコールワットにもつながっている、。)

さらにナスカの大十字架(地上からは、何も見えない、幅200メートルの線)が、北は、テオティワカンの遺跡(メキシコ)を示し、南はアンコールワットの遺跡を示しているのか。
つまり(テオティワカンの遺跡)と(ナスカの大十字架)、さらには(アンコールワットの遺跡)は、真一直線に並んでいるのか。

 「偶然の一致」という言葉を使うのも、ふつうの学者なら、もうそろそろ疲れるはず。
どうだろう。
このあたりで一度、発想を変えてみたら?
……ということで、今回「イースター島の謎」について、書いてみた。


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Hiroshi Hayashi+++++++July. 2012++++++はやし浩司・林浩司


Monday, July 30, 2012

ナスカの地上絵は、飛行のための標識だった!

【Mystery of Grand Cross in Nazca
    地球の文明は、宇宙からの人たちによって、開かれた】
    (その証拠と考察)

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

これらの事実は、私、はやし浩司が、自分で調べて知り得たことです。
無断転載、無断流用は、固くお断りします。

まずつぎのビデオからご覧ください(ガイダンス用)。



はやし浩司

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●ナスカのGrand Cross(古代文明の謎、PART2)

Grand Cross in Nazca
【ナスカ平原に残る地上絵。その中でもひときわ目立つ十字架。この十字架の延長線上に、北は、メキシコのテオティワカン(太陽のピラミッド)があり、南は、カンボジアのアンコールワットに残るピラミッドがある。つまり(テオティワカン)ー(ナスカの十字架)ー(アンコールワット)は、真直線でつながる。この原稿では、それを証明する。
なおこの原稿中、(エジプトのギザのピラミッド)ー(ナスカの地上絵)-(イースター島)が一直線に並ぶというのは、既存の事実であり、私が発見したものではない。】
 

●ナスカの地上絵(世界遺産)

 インターネットで、「ナスカ 地上絵」で検索する。
55万件ほど、該当項目をヒットすることができる(2012年7月現在)。
その冒頭にある、「ウィキペディア百科事典」をクリックすると、最初に、つぎの写真を手に入れることができる。
「世界遺産、ナスカとフマナ平原の地上絵』というのが、それ。

Nazca Line Picture
(ウィキペディア百科事典より、世界遺産、ナスカとフマナ平原の地上絵)

 かなり上空から撮影しているため、この写真では、直線しか認識することができない。
が、その中でも、ひと際目立った直線が2本、ある。
それが、中央部やや右上に見られる「十字架」である。
(ここで、私は2本のクロスした直線を、「ナスカの十字架(Grand Cross in Bazca)」と呼ぶ。
この呼び方は、独特のもので、私のほかにそのように呼んでいる人を知らない。)

 なおこの直線は、幅200メートル前後もあり、現地で見ても、それが線であると気づくことはないという。

●ナスカの十字架

 ほかにも無数の線を見ることができるが、この2本の線は、ここにも書いたように、際立っている。
つまりかなり上空からでも、このナスカの十字架を見ることができる。

 そこでこの十字架の縦の線を、(A線、斜め左上から右下への線、長さ10キロ)とする。
横の線を(B線、斜め右上から左下への線、長さ9・2キロ)とする。
このナスカの十字架は、グーグル・アースを使っても、見ることができる。
グーグル・アースのほうでも、同じように、A線は、ほぼ北から南へ、B線は、ほぼ西から東に向かって走っているのがわかる(上を北極にしたばあい)。

P1000584
(写真1)

●A線

 ナスカの十字架のA線に沿って、1本の線を描いてみる。
方法は簡単で、A線の長さを測定する要領で、A線の下から、上に向かって1本の線を描き込めばよい。

P1000585
(写真2)

 この直線を、正確に描き入れると、即座に、「機首方位、324・74」という数字が示される。
「機首方位」というのは、この直線が向かっている方向を示す。

 そこでこの「324・74」を維持しながら、この直線をそのまま延長してみる。

P1000587
(写真3)

P1000588
(写真4)

●テオティワカン遺跡(メキシコ)

 その方向には、メキシコのテオティワカン遺跡があることがわかる。
(詳しくは、後述)

275px-View_from_Pyramide_de_la_luna
(テオティワカン遺跡。左奥方向に、ピラミッドが見える。)

P1000589
(写真5)

 直線が、やや左寄りにズレているのは、最初に線を引いたときの誤差と考えられる。
そこで今度は逆に、逆に、(ナスカの十字架のクロス部)と(テオティワカンのピラミッドの頂点)を、線で結んでみる。

P1000590
(写真6)

P1000570

P1000569
(写真7)

 こうすると、機首方位……325・25度
地図上の距離……4602・22キロメートルという数字を手に入れることができる。
この「325・25」という数字は、ナスカの十字架を出発したときに得た「機首方位、324・74」と、その差は、0・51度と、ほぼ一致する。

 つまりこの直線は、一般に言われているように、「滑走路」を示すものではなく、「標識」として、別のピラミッドの位置を示すものであることがわかる。

 A線は、きわめて正確に、メキシコに残る、テオティワカン遺跡のピラミッドの位置を示している。

●B線

 では、同じように今度は、B線の先をたどってみる。

 B線の西方向には、イースター島がある。
はたしてB線の先には、イースター島があるのか。
もう一度、それをここで確認してみる。

 B線の右から左へ、直線をあててみる。
機首方位は、「248・77度」と示される。
つぎに今度は、(ナスカの十字架のクロス部)と、(イースター島の中心部)を、直線で結んでみる。

 すると機首方位……243・09度
地図上の距離……3795・72キロメートルという数字を手に入れることができる。

P1000557 
(写真8)

 248度と243度。
その差は、5度。
これは誤差の範囲を超える。
かなりずれている。

 ということは、ナスカの十字架の横線(B線)は、イースター島の方向を示しているのではないということがわかる。

●アンコールワット

 では、今度は、反対に、B線を、右方向(東方向)にたどってみる。
B線の左から右に直線をあててみると、「機首方位……68・63」という数字を手に入れることができる。

 が、この方向は、エジプトのピラミッドの方向ではない。
そこで今度は、「機首方位……68・63」という方向を保ちながら、直線を延長してみる。

P1000591

P1000593
(写真10)

 実際には、「68・63」という数字を維持するのは、容易なことではない。
ほんのわずか手元が動いただけで、大きく数字が変化する。
慎重に、B線を東に向かって延長してみる。

P1000594
(写真11)

 ところが、である。
このB線はインド半島を横断し、インドシナ半島へ入るころから、急にクルクルと上下に動き始める。
距離が、2万キロメートルに近づいたためである。

 ご存知のように、地球の円周は、4万キロメートルと定められている。
地球は球体だから、2万キロメートルの場所には、機首方位は無数に存在する。

 そこでその一歩手前で直線を止め、目測でその先に何があるかを知る。

P1000595
(写真12)

 写真では、直線方向とはややずれているが、右下にカンボジアの、アンコールワット遺跡があることがわかる。
アンコールワットにも、ピラミッドがある。
そのピラミッドの中心部に、B線の端を置いてみる。

P1000596

 地図上の距離……1万9838・38キロメートル
 地上の距離 ……1万9839・15キロメートルという数字を手に入れることができる。

 ほぼ、2万キロ!
念のため、どのあたりで2万キロになるか、B線の右端をそのあたりで動かしてみる。
結果、タイとカンボジアの国境付近、ややタイ側に入ったところで、2万0022キロメートルという数字が出てきた。

 地球の円周は、赤道部分で、より長くなっていることが知られている。
これは地球の自転により、遠心力が働くためである。

 ともかくも、以上のことから、(ナスカの十字架)と、(カンボジアのアンコールワットにあるピラミッド)は、相互に「極関係」にあることがわかる。

 ちなみにナスカの十字架は、西経75度10分、南緯14度42分、
アンコールワットのピラミッドの頂点は、東経103度51分、北緯13度25分。
これらの数字からも、「極関係」、つまり、地球の中心部を通る正反対の位置にあることがわかる。

 B線の右方向(東)は、正確に、カンボジアのアンコールワット遺跡にある、ピラミッドをとらえている。

 以上のことから、ナスカの十字架は、北方向には、メキシコのテオティワカンのピラミッド、東方向には、カンボジアのアンコールワットのピラミッドを指しているのがわかる。

●さらなる謎

 が、これで驚いてはいけない。

 ここでナスカの十字架と、カンボジアのアンコールワットは、極関係にあると書いた。
が、厳密には、ややズレている。
その距離は、ピタリ、2万0000キロメートルではない。

 しかしつぎの事実を知ったら、あなたも驚くだろう。
「これはもう偶然の一致とは言えない!」と。

●ナスカの十字架の南

 A線(縦線)は、北方へ延長すると、メキシコのテオティワカンにつながる。
B線(横線)は、東方へ延長すると、カンボジアのアンコールワットにつながる。
しかし、である。

 A線(縦線)をそのまままっすぐ下(つまり南方)へ延長すると、今度は、南極を近くを通過し、そのままやはりカンボジアのアンコールワットにつながる。
(ナスカの十字架から、機種角144・20度で、南に直線を引いてみるとよい。)

P1000605

P1000604

P1000606
(ナスカの十字架から機種角145・00度の位置には、アンコールワットのピラミッドがある。)

つまりA線(縦線)の北方には、テオティワカン、南方には、アンコールワットがあることになる。

 (テオティワカン)ー(ナスカ)ー(アンコールワット)は、一本の直線でつながる。
ナスカの十字架(Grannd Cross in Nazca)は、テオティワカンとアンコールワットのピラミッドの位置を示す、標識ということになる。

 ちなみに、テオティワカンの太陽のピラミッドから、ナスカの十字架までの起首角……144・2±0・1度

ナスカの十字架からカンボジアのアンコールワットまでに機首方位……144・2±0・1度。

 ぴったし一致する。

●テオティワカンvsアンコールワット

 ナスカの十字架が、同時に、テオティワカンのピラミッド、アンコールワットのピラミッドをとらえている。
とするなら、これら2つのピラミッドには、共通点はあるのか。
それともないのか。
(そもそも、文明が相互にまったく隔離された世界のあちこちで、ピラミッドが発見されていること自体、不思議なことである。)

(1)テオティワカンの「太陽のピラミッド」(ウィキペディア百科事典)
テオティワカン(太陽のピラミッド)

(2)テオティワカンの「月のピラミッド」(ウィキペディア百科事典)
テオティワカン 月のピラミッド

(3)アンコールワットのピラミッド(観光案内)
アンコールワットのピラミッド

 共通点は、ともに巨大であるということ。
ピラミッドに登る人間の大きさから、それがわかる。
あとは主観的な判断ということになる。

●仮説

 そこで前回取りあげた(事実)を、もう一度、ここで確認してみる。

 イースター島と、エジプトのギザのピラミッドを直線でつなぐ。
その直線は、ズバリ、ナスカの地上絵、とくにナスカの十字架の上を通る。
これは動かしがたい事実である。
(これを疑う人は、グーグル・アースを使って自分で確認してみるとよい。
その正確さに、私は驚いた。)

 となると、イースター島の役割は何か。
仮説として考えられるのは、第一の中継地であったのではないかということ(仮説1)。
その中継地から、ナスカの地上図をめざし、そこから各地のピラミッドへ飛行した(仮説2)。
となると、イースター島に立つモアイ(像)は、その標識ということになる(仮説3)。

 これらの仮説を証明するためには、(1)正確なモアイの位置と、(2)モアイが示している方向を知らなければならない。

●イースター島

 謎を解くため、イースター島にある、モアイについての情報を集めなければならない。
が、残念なことに、たいへん残念なことに、モアイのほとんどは発見当時、みな、倒れていたという。
それではいけないということで、日本の建設会社が重機をもちこみ、立てなおしたという。
なおその重機は今でも、現地に残っていて、現地の人たちに感謝されているという。

 感謝されている?

 日本の建設会社は、とんでもないバカなことをしたと考えてよい。
ナスカの地上絵を、整地し、消し去った。
それと同じような行為としたと考えてよい。

 仮説(1)(2)(3)が、永遠に証明されることはない。

 なお定説に従えば、モアイのふもとから多くの人骨が発見されていることから、モアイは墓であったということになっている。
が、逆にも考えられる。
現地の人たちは、その後、墓として利用するようになった、と。

 なおモアイにしても、あれほどまでの巨石を、どうやって切り出し、加工し、運搬し、その場所に立てたかについては、「まったくの謎」ということになっている。

 たいへん残念なことである。
が、ゆいいつ、そのモアイ像から、かつて、それを利用した人たちの容姿を想像することができる。

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(つづきはまたの機会に書いてみたい)

(補記1)

 メキシコのテオティワカンのピラミッド(月のピラミッド)と、アンコールワットのピラミッドを比較する。
左が、テオティワカンのピラミッド(月のピラミッド)
右がアンコールワットのピラミッドである。

 メキシコとカンボジア……遠く離れた場所で、これほどまでに類似したピラミッドが建設されたのは、本当に偶然と言えるのだろうか。
自分の目で判断してほしい。

比較1

比較2

比較3

(補記2)

●(メキシコのテオティワカン)-(ギザのピラミッド)-(シュメール文明)-(西安)

 何度か、確認してみたが、地球儀上(グーグル・アース上)では、一直線には、つながらなかった。

P1000563
(グーグル・アースの上では、ギザ→シュメール→西安は、一直線上に並ばない。)

そこで一般によく使われている、メルカトール図法による地図の上で、メキシコのテオティワカン、ギザのピラミッド、シュメール文明、西安の4か所を正確に特定してみた。

 が、結果は、ご覧の通り。
この4か所は、ほとんど狂いがなく、一直線に並んでいることがわかった。

350px-Mercator-projection
(メルカトール図法風の世界)

img622
(メルカトール地図の上では、4つの古代遺跡が一直線に並んでいるのがわかる。
左から、テオティワカン(黄)、ギザ(緑)、シュメール(青)、西安(ヤンシャオ)(赤))

●なぜ西安が西安なのか?

 私が最初に疑問をもったのは、なぜ西安が西安なのかという疑問。
ヤンシャオ(仰韶)文明は、西安の郊外で発掘されている。
半坡(はんぱ)遺跡というのが、それである。

 エジプトのギザについても、同じ疑問をもった。
言い伝えによると、そこで使われた石材は、800キロも遠く離れた採石場から運ばれたという。
常識で考えれば、ピラミッドを建てるにしても、これほど非ロジカルな話はない。
採石場の近くで建てれば、その分だけ、人力の無駄を省くことができた。
が、なぜか、ピラミッドの建造者は、ギザにこだわった。
なぜか?

 さらに言えば、ナスカの地上絵についても、言える。
地上からは見ることさえできない絵を、なぜ描いたか。

 が、こうしてそれぞれが一直線に並んでいるのを知ると、その理由が浮かびあがってくる。

●さらなる事実

 以上は、『ピラミッド』を見た、私の感想ということになる。
が、ここで終わったのでは、ただの受け売り。
そこで私なりに、さらに調べてみた。

 で、「驚くべきことに」というほどの言葉はつけられないが、奇妙なことに気づいた。
これがわかったのも、グーグル・アースという最新のサービスがあったからである。
10年前だったら、これだけ調べるだけでも1日仕事。
図書館で悪戦苦闘しただろう。
が、今では、グーグル・アースを使えば、それが瞬時にわかる。

 以下、その距離に注目してほしい。

(1)ギザ→イースター島   ・・・1万6168キロメートル
(2)ギザ→ナスカ(地上絵) ・・・1万2365キロメートル
(3)ギザ→ウル(シュメール)・・・  1615キロメートル
(4)ギザ→西安       ・・・  7183キロメートル
(5)ギザ→テオティワカン   ・・・1万2342キロメートル

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(そのほかの距離)

(2)のナスカまでの距離と、(5)のテオティワカンまでの距離は、ほぼ同じ。
また(3)のギザ→ウルの距離を10倍すると、ギザ→イースター島までの距離になる。

 ただ西安までの距離だけが、どういうわけか、ほかの距離と関連性がないように思われる。

 が、以上が、私の発見によるものである。
わかりやすく言えば、少なくとも、ギザを中心にして、ナスカとテオティワカンは、同心円上にある。
こうした事実を、「偶然」と片づけるには、無理がある。
つまりこうした古代文明は、宇宙から地球を見て、それが一直線であるとわかる人たちによって、作られた。

どうもそう考える方が、自然のようである。

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Hiroshi Hayashi+++++++July. 2012++++++はやし浩司・林浩司